INDOPEPSHYCHICSから紡がれた日本のエレクトロニック・ミュージックの一端 No.16「2008~2009年にリリースされた必聴アルバム5選 [前編] 〜Calm・pupa・小瀬村晶・AOKI takamasa・Bajune Tobeta〜」

前回の連載15回目では「エレクトロニカとフォークトロニカ~蓮沼執太・flauとaus~no.9~」とし、2007年にPROGRESSIVE FOrMでリリースした2枚のアルバムから紹介。
Cat No.: PFCD15
Artist: Stereo Plasma
Title: Beta Verion
Release Date: 2007.4.7
ドイツ・デュッセルドルフを拠点に活動を続ける作曲家Andreas Reschによるプロジェクト”STEREOPLASMA”。「BETA VERSION」は生楽器やヴォーカルなど幅広い音楽性がエレクトロニクスと溶け込んだ注目作である!
https://www.discogs.com/ja/master/196085-Stereoplasma-Beta-Version
全曲視聴 https://progressiveform.bandcamp.com/album/stereoplasma-beta-version-pfcd15
Cat No.: PFCD16
Artist: Shuta Hasunuma http://www.shutahasunuma.com/
Title: Hooray
Release Date: 2007.9.8
米WESTERN VINYLより2006年に発表された1stが注目を集めた気鋭のクリエーター”SHUTA HASUNUMA”。本作は美しく繊細なメロディーをそのままに、リズムオリエンテッドに仕上げられた秀逸な3rdアルバム!
https://www.discogs.com/ja/release/1592454-Shuta-Hasunuma-Hooray
全曲視聴 https://progressiveform.bandcamp.com/album/shuta-hasunuma-hooray-pfcd16
延長線上で、蓮沼君がHeadzレーベルからリリースした3枚のアルバムと、Shuta Hasunuma&タブラ奏者のU-Zhaanで教授(故・坂本龍一氏)が主体となったCommmonsレーベルから出したアルバムなどを紹介。

また2007年頃から、それまでコンピューターベースのエレクトロニック・ミュージック~エレクトロニカが割と中心だった空気感の中に、アコースティックの要素が様々に加わったエレクトロアコースティック・ミュージック (Electroacoustic Music)、世間一般ではフォークトロニカ (Folktronica) という呼ばれ方をしたサウンドの台頭に関連し、アーティスト<aus>こと福園君の主宰するレーベル<flau>と<aus>がリリースした各種関連アルバムを紹介、そしてアコースティック・サウンドを高いレベルでポップさも兼ね備えて表現される城(隆之)さんのプロジェクトno.9の4thアルバム「Good Morning」で締めました。
連載15回目 https://journal.bajune.com/2026/01/29/indopepshychics_15/


今回の連載第16回目では、私的に2008~2009年にリリースされた質の高いアルバムを年毎に5枚ずつ、リリース日順にフォーカスを当てたいと思います。
1)まずは深川清隆さんによるソロ・プロジェクトCalm。
https://www.discogs.com/ja/artist/1800-Calm
https://ja.wikipedia.org/wiki/Calm_%28ミュージシャン%29
熊本県出身、日本におけるチルアウト・バレアリックミュージックの先駆者の一人。
1997年に「Calm EP」でデビュー。世界中のレーベルへ楽曲提供をしながらも、FARR、Organ Language、K.Fなどの名義でも活動をしている(K.Fは本名のKiyotaka Fukagawaの頭文字)。

長く活動されているCalmこと深川さんはダンス・ミュージックもベースにされているので、例えばメタモルフォーゼだったりクラブ・イベントなど現場が一緒になる事も少なからずで前々から細く繋がっていて、遠からず紹介する予定で2011年6月26日に恵比寿LIQUIDROOMで開催した「PROGRESSIVE FOrM 10th Anniversary」にも出演してくれました。
https://www.liquidroom.net/schedule/progressive-form-10th-anniversary
https://www.tokyoartbeat.com/events/-/2011%2FBDE8
https://natalie.mu/music/news/48639



そのCalmが2008年2月8日に自身のレーベルMusic Conceptionからリリースしたアルバム「Silver Moon」(MUCOCD-019)。
https://www.discogs.com/ja/release/1368429-Calm-Silver-Moon
全曲視聴:https://calm.bandcamp.com/album/silver-moon
https://www.discogs.com/ja/label/12921-Music-Conception
今聴いても全然色褪せないですね、踊れる曲に歌物やチルアウトな楽曲とバラエティーにとびつつもそれがCalmという音楽性の元に一貫されている感じがとても良いし、音楽愛のようなものも色濃く感じられます。
バレアリックミュージック
1980年代にスペインのバレアレス諸島、特にイビサ島で発展した音楽ジャンルとも言えるバレアリックミュージックは、ダンスミュージックやエレクトロニカ、ハウス、アフリカン・ビート、ダブ、ジャズなどの要素を融合しており、リラックスした雰囲気とサマー感的なところを特徴とするとされますが、このアルバム「Silver Moon」からもそういった要素を存分に堪能出来ます。
「Silver Moon」
1 1969, Man On The Moon 2:01
2 New Beginning 6:18
3 Crossroads 5:44
4 月うさぎ – Rabbit And Dance 6:58
5Full Moon Dance 1:52
6 Life Is Stardust 7:09
7 月の砂漠で – Ice On Desert 5:51
8 Little Prayer 1:27
9 Daydreaming 2:35
10 時計は回り続ける – Everlasting Klockwork 6:36
11 Song For Sea Of Tranquility 6:41
12 Good Night 3:13

Calm – 時計は回り続ける – Everlasting Klockwork
なおCalmさんはトベタさんがプロデュースした「YMO REWAKE」にM11「千のナイフ」で参加してますので宜しければ是非チェックを♬
YMO REWAKE https://www.discogs.com/ja/release/9631512-Various-YMO-REWAKE
https://www.amazon.co.jp/YMO-REWAKE-MACHO-ROBOT/dp/B005CGOF9O

2)2008年7月2日リリース pupa「Floating Pupa」(Virgin – TOCT-26573)。
https://www.discogs.com/ja/release/5293572-pupa-Floating-Pupa
Pupa https://ja.wikipedia.org/wiki/Pupa_(バンド)
https://www.discogs.com/ja/artist/3904536-pupa-2

2002年9月19日にリリースされたアルバム「AUDIO SPONGE」から始まった高橋幸宏氏と細野晴臣氏によるエレクトロニカ・音楽ユニットSKETCH SHOW (スケッチ・ショウ)に坂本龍一氏が加わりHAS(SKETCH SHOW+RYUICHI SAKAMOTO)となり、HAS+YMOでHASYMOと発展していった御大達は、2007年10月17日にリリースされた「EX MACHINA ORIGINAL SOUNDTRACK」をもって一旦その活動に区切りを付けたのでしょう、SKETCH SHOWも解散こそしていませんが実質はもう動かれてなかったので、2007年になると幸宏さんは次のプロジェクトを考えられていたのだと思います。
そして2007年夏にご存じ高橋幸宏氏の呼びかけによりメンバーが集結。
メンバーは高橋幸宏、原田知世、高野寛、高田漣、堀江博久、権藤知彦とファミリーのような感じですね。
ソロ・アーティストでもあるマルチ弦楽器奏者の高田漣さんは細野さんのバンドメンバーでもあり、権藤知彦さんはSKETCH SHOWからHAS~HASYMOとずっとライブを含めサポート・メンバーとして活動されていたので、馴染みの面々で幸宏さんがバンドをされたかったのでしょう。
バンド名の由来は幸宏さんが愛するフライ・フィッシングの用語で蛹(さなぎ)。
衣装のコンセプトは「トラッド×ミリタリー」、幸宏さんが全メンバーの衣装をデザイン。
男性陣の衣装はファッション・ブランド「ソーイ」、原田知世さんの衣装はエドツワキが製作。
Floating Pupa
1 Jargon -What’s pupa- 1:00
2 At Dawn 4:47
3 Creaks 4:29
4 Anywhere 4:43
5 Tameiki 5:08
6 Unfixed Stars 2:21
7 Glass 3:21
8 How? 4:22
9 Laika 4:51
10 Floating Pupa 2:21
11 Marimo 4:49
12 Sunny Day Blue 5:15
13 New Order 4:12
14 Home Of My Heart 4:25
15 Cicada 3:35
pupa – M4 Anywhere (Live) [2008年11月30日@渋谷CC LEMON HALL]
M4 Anywhere Video by pupa.flv
M2 AT Dawn
M1 marimo -Live-
ボーカルは幸宏さんと原田知世さんが真っ先にイメージされますが、高野寛さんや高田漣さんらも勿論作曲からボーカルも取られるので、M5 Tameikiで高野寛さんが作曲とボーカルを担当されたり、M7 Glassでは高田漣さんが作曲とボーカルを担当されたりと、こういった広がりがあるのも、おそらく幸宏さんが描かれたpupaの戦略的な面白さだったりしたのかもしれません。
M5 Tameiki
M7 Glass
3)2008年9月15日リリース Akira Kosemura「Tiny Musical」(SCH042)
https://www.discogs.com/ja/release/1475947-Akira-Kosemura-Tiny-Musical

この2000年代後半に差し掛かってくると、僕らからすると新世代ですが、1985年前後に生まれた者が20歳を超し、アーティストとして台頭が始まった時期になります。
Music label, production from Tokyo run by Akira Kosemura & Shin Kikuchi since 2007.
Sometimes copyrights listed as Schole Records.
2007年から小瀬村晶と菊地真が運営する東京発の音楽レーベル、プロダクション。
著作権はSchole Recordsと表記される場合もあります。
勿論その存在は良く存じてはいたものの、ダンス/クラブ・ミュージックをベースにしていたPROGRESSIVE FOrMとは音楽的接点がほぼ皆無だったので、関係性はほぼ無しではあったものの、小瀬村さんには一度だけPROGRESSIVE FOrMのイベントに出演して頂いた事があります。
New Sounds of Tokyo Vol.4 feat. Akira Kosemura, Ametsub, aus, miroque and more.
この時はPROGRESSIVE FOrMで、美しく天使のような歌声のジェシカと、あり溢れる才能を持つコンポーザー兼ピアニストの須山真怜によるユニット、Ngatari(ガタリ)のアルバム「Nebular for Thirteen」をリリースした事もあり、Ngatariの世界観に小瀬村さんの世界観もイベントの中で重ねたいと思った僕の構想でブッキングをさせて頂きました。

Akira Kosemura「Tiny Musical」
1 Overture 1:08
2 Departure 3:16
3 Parterre 5:39
4 Seaside 6:12
5 Lete 0:39
6 Light Dance 4:22
7 Sky 3:12
8 Glim 1:36
9 Moon 5:03
10 Shorebird 5:04
11 Light Dance (Home) 2:47
12 Remembrance 4:25
13 Just A Few Minutes 5:10
14 Smile 3:50
M2 Parterre (2015 Remastered Edition) ごく自然に音が紡がれていく響きが個人的に好きです。
M6【MV】Akira Kosemura – Light Dance
彼の名を広く知らしめた初期を代表するピアノ曲でありその音楽性を象徴する1曲。
M13 Just a Few Minutes (2015 Remastered Edition) 鳴っている音といい効果的なギターといい好きです。私的には前年2007年3月15日にリリースされたno.9「Good Morning」のタイトル曲とも音楽的に通じつところがあるような気もします。
Tiny Musical (2015 Remastered Edition)
Akira Kosemura
Composer, Music Producer & Founder of Schole.
Born in Tokyo, June 6th, 1985.
In 2007, debuted from Australian label with his first solo album “It’s On Everything” while he’s at school.
At the same year, he founded own label “Schole Records”, and garner good reviews by releasing various albums of crossover genre music with the sound of Piano, strings, synthesizer, and field recording. Akira has composed music for films, stage, and commercials, such as “Embers (directed by Junpei Matsumoto)” starring Yuya Yagira, “Haru-chika (directed by Masahide Ichii)” starring Kanna Hashimoto and Shori Sato, a contemporary ballet piece “MANON (choreography by Kimiho Hulbert)”, TV commercial of au Santaro, and Japan Pavilion in Milano EXPO. In recent years, he works collaboratively with international companies such as IKEA, NIKON, KINFOLK, RADO. His works were introduced and received high acclaim from popular US music media “PITCHFORK” and the major Australian newspaper “THE AGE”, which drew additional attraction not only Japan but to overseas as a composer.
“Fantastic stuff.” by Gilles Peterson
“Wow, this is his deepest work to date, I’ve been listening on repeat for days now, and though he may still outdo himself, this is his masterpiece.” by Devendra Banhart
“The album, paradoxically, expands with multiple listens. It feels impossible to get tired of, circumscribed and boundless at once, and it’s so subtle that you might let it spin two or three times before you start to notice the repetition.” 7.9 out of 10 – Pitchfork
“The Japanese pianist, composer and arranger weaves together an hour of gentle piano compositions for RBMA Radio’s Choice Mix, placing some of his own peaceful, evocative music.”
week’s best mix – FACT Magazine
小瀬村晶
作曲家、音楽プロデューサー、Schole代表。
1985年6月6日、東京都生まれ。
2007年、在学中にオーストラリアのレーベルよりファーストソロアルバム「It’s On Everything」でデビュー。
同年、自身のレーベルSchole Recordsを設立。
ピアノ、ストリングス、シンセサイザー、フィールドレコーディングなどを駆使した、ジャンルを超えた音楽性を持つアルバムを多数リリースし、高い評価を得ている。映画、舞台、CMなどの音楽制作を手掛け、柳楽優弥主演『Embers』(松本潤平演出)、橋本環奈・佐藤勝利主演『ハルチカ』(市井昌秀演出)、コンテンポラリーバレエ『MANON』(ハルバート・キミホ振付)、au三太郎TVCM、ミラノ万博日本館など、数々の作品を手掛ける。
近年では、IKEA、NIKON、KINFOLK、RADOといった国際的な企業とのコラボレーションも積極的に行っています。
作品はアメリカの人気音楽メディア「PITCHFORK」やオーストラリアの主要紙「THE AGE」でも紹介され、高い評価を得ており、日本のみならず海外からも作曲家としての注目を集めています。
「素晴らしい作品だ。」 ジャイルズ・ピーターソン
「わあ、これは彼のこれまでで最も奥深い作品だ。何日も繰り返し聴いている。彼自身もまだ自身の限界を超えているかもしれないが、これは彼の最高傑作だ。」 デヴェンドラ・バンハート
「このアルバムは、逆説的に、何度も聴くほどに広がりを増していく。飽きることがなく、限定的でありながら無限大でもある。そして、その繊細さゆえに、2、3回聴いて初めて繰り返しに気づくかもしれない。」 10点満点中7.9点 – Pitchfork
「日本人ピアニスト、作曲家、編曲家が、RBMAラジオのChoice Mixのために、1時間にわたる優しいピアノ曲を織り交ぜ、彼自身の穏やかで心に響く音楽も加えました。」
今週のベストミックス – FACT Magazine


4)2008年9月24日 AOKI takamasa「Private Party」(Commmons – RZCM-46014)
https://www.discogs.com/ja/release/1517384-AOKI-Takamasa-Private-Party
はい、遂にCommmonsで青木君がアルバムをドロップ!

AOKI takamasa http://www.aokitakamasa.com
https://www.discogs.com/ja/artist/42805-AOKI-Takamasa
ここで一度AOKI takamasaのアルバム・リリースを振り返ってみます。
「Silicom」(CD, Album) Progressive Form pfC_1 2001
「Silicom Two」(CD, Album, Digipak) PROGRESSIVE FOrM pfC_2 2002
「Indigo Rose」(CD, Album) PROGRESSIVE FOrM PFCD05 2002
Aoki Takamasa*, Ogurusu Norihide, Takagi Masakatsu
「Come And Play In Our Backyard」(CD, Album) Beams Records BBR-C-6013 2003
元々SILICOMを組んでいた青木君と高木君(2002年には実質自然消滅)に、同じ京都外語大でSILICOMライブにもサウンド協力しつつ、自身でも高木君がリリースしたNYCのcarperkレーベルや日本のP-Vineでもアルバムをリリースした小栗栖 憲英君をフィーチャーしたBeamas Recordsの企画アルバム。
「Quantum」(CD, Album) Cirque (2) CQCD-008 2003 ※半野喜弘さんのレーベル
「Simply Funk」(CD, Album) PROGRESSIVE FOrM PFCD11 2004
AOKI Takamasa + Tujiko Noriko「28」FatCat Records(UK) FAT-SP10 2005
「Parabolica」Op.disc op.disc 011 2006 ※半野さんと田中フミヤ君の共同主宰レーベル
「Private Party」Commmons RZCM-46014 2008
「RV8」Raster-Noton(Ger) R-N 148 2013
おそらくアルバム単位でのリリースはこの「RV8」までだと思います。
僕が2004年4月からテイさん(TOWA TEI/テイ・トウワ)のマネージャーになった事で多忙を極め、結果PROGRESSIVE FOrMがその間お休み状態になった事も関係、また青木君は「2004年~2011年はヨーロッパに拠点を置き、2011年に帰国」という事もあり、2005年から2015年までリリースを続けた半野さんと田中フミヤ君の共同主宰レーベル「op.disc」から2006年に「Parabolica」をリリース。
https://www.discogs.com/ja/label/42260-opdisc
そして満を持してといった流れで教授が主宰されたCommmonsよりアルバム「Private Party」をリリース。
Private Party(Executive Producer – Ryuichi Sakamoto)
1 Private Party 5:19
2 R8 4:30
3 Decent Frequency 5:47
4 Gallardo 3:51
5 Love Bites 5:49
6 Stay On The Light 5:36
7 Ha-Ah 4:15
8 Private Party _ Variation JD _ 5:31
9 Music For Sweet Rooms On The Orbit Of The Earth 7:50
10 Solid Fusion 11:12
https://commmonsmart.com/products/rzcm-4601
https://www.cdjournal.com/main/news/aoki-takamasa/20739
<坂本龍一からのコメント>
ぼくたちはAOKIくんのような、若くて才能のあるミュージシャンをサポートしたくて、コモンズを立ち上げたようなものなんです。
ですからとうとうAOKIくんがコモンズの仲間になってくれて、とてもうれしいのです。
ぼくはAOKIくんの音楽を、いわゆるエレクトロニカの一つとはとらえていません。もっと広がりをもったポップスではないでしょうか。一方でAOKIくんの音楽は、エレクトロニカと言われる音楽の中でも、ずばぬけて緻密に作られていて感動ものですが(註1)、それだけではなく、強力なグルーブとすぐれた音色のセンス、それにユーモアというか、独特のおかしみも感じられます。
たくさんの可能性を秘めた才能ですので、これからどういう音楽を作っていってくれるのか、とても楽しみです。
註1)「the elegant universe」(アルバム「Simply Funk」)を是非聴いてほしい。
<細野晴臣からのコメント>
AOKIくんの新作はますます凄いことになっている。
その透明で緻密で 有機的な構築力はもはや孤高とさえ思えます。他にいない。
<高橋幸宏からのコメント>
さすがのリズム・センス!!! AOKIクンっぽくて、AOKIクンならではで、サイコーです!!!
<半野喜弘からのコメント>
これまでのアオキ君の音にくらべて、この作品には余裕が 感じられる・・・、音楽を楽しむという余裕。
メカとF1が 好きだった青年は成熟期にむかったんだろう。
<田中フミヤからのコメント>
低域の鳴らしかた、下のほうの音域をうまく中低域につなげてて、鳴らしかたが前と変わった。
ベルリンの青木くん家で、音の鳴りかたがパリと違うってはなしになった時、かかってる曲がアルバムに入る曲やっておしえてくれた。クラブでまた会いましょう、踊ってるよね。

AOKI takamasa “Private Party” Release Tour
https://clubberia.com/ja/events/129283-AOKI-takamasa-Private-Party-Release-Tour/
M1 タイトルトラック Private Party
M6 Stay On The Light 「simply funk」の香りもどこか漂う淡いテイストは僕好きです。
5)2008年11月5日リリース Bajune Tobeta「青い蝶」(HUCD10049)
2008年の締め括りに相応しい名盤の1枚。
https://www.amazon.co.jp/青い蝶-Bajune-Tobeta/dp/B001FOSL3I
2006年春に坂本龍一氏らが設立したプロダクション「LLP10℃」とエージェント契約を結ばれたトベタさんが、2002年にヴァイオリニストの葉加瀬太郎が設立したクラシカルクロスオーバーレーベル「ハッツアンリミテッド」から2008年11月にリリースされたソロアルバム「青い蝶」。

1 Asian Flower FEAT. 坂本龍一
2 空想絵画 FEAT. 堀込泰行(馬の骨/キリンジ)
3 静かの海 FEAT. 大貫妙子
4 Clear Water FEAT. 平野啓一朗
5 Thatness And Thereness FEAT. 高橋幸宏
6 aeroport
7 Botan FEAT. 甲田益也子
8 太陽の色 FEAT. サイゲンジ
9 セルロイドスター FEAT. 佐田真由美
10 Klavier Intergral
11 Chinsagu No Hana
12 色彩の中へ FEAT. 高橋寛
音楽ナタリー「青い蝶」https://natalie.mu/music/news/10712
Asian Flower / Bajune Tobeta feat Ryuichi Sakamoto (Piano)
https://journal.bajune.com/2024/08/25/asian-flower-feat-坂本龍一
静かの海 FEAT. 大貫妙子
Thatness And Thereness FEAT.高橋幸宏
太陽の色 FEAT.サイゲンジ
セルロイドスター FEAT.佐田真由美
参加アーティストらによるコメント
堀込泰行(キリンジ)
確か雨降りの日でした。初めてお会いしたトベタさんは、そのサウンドのクールさとは裏腹にとても人懐っこい感じのする青年でした。
素晴らしいアルバムに参加出来て、とても光栄です。
大貫妙子
私たちの日常には、たくさんたくさんものがあってそれは溢れんばかりです。
一度手にしたものを手放すのは簡単なことではなくでもかかえきれないほど私たちは持つことができません。
そんな暮らしの中で、それを手放そうと思う時、いったんは手にして考えます。
このものとこれからも一緒にいたいかどうかを。 私はこのアルバムは必ず手元に残るものだと。
もしかしたらしばら聴くことがなくても。 そういうものを創ることが大切なんだと心から思います。
素敵なアルバムに参加させてくださってありがとう!
平野啓一郎(作家)
「日常を止めるための、吐息の作法。」
高橋幸宏
長期にわたるレコーディング、お疲れ様でした。
「Thatness And Thereness」のボーカルは難しかったのを思い出しました。入魂の1枚ですね。
甲田益也子
気に入っています。静かな音のなかに熱を帯びた感情を含んだ詞、歌となりました。
私が自発的に表現することがあまりない感覚を呼び覚ます曲でした。
その新鮮な録音体験後は、しばし待つことになりましたが、ついに「青い蝶」に羽化することを知り、とても嬉しく思っています。
Saigenji
まずは何よりもおめでとう!そして素晴らしい!静謐な一曲目から完全にノックアウトされました。
どの曲も宝石のようで隅々までトベタ君の美意識が行き渡っている素晴らしいアルバムだと感じました。
是非たくさんの人に聞いて欲しい!
佐田真由美
楽曲を頂いて聞いた時に、最初に思った事は、覚えやすいメロディーだなという事でした。
トベタさんの楽曲で不思議な感覚にとらわれるのは、覚えやすいメロディーだと思って歌ってみるとすごく難しくて、実は複雑なんです。歌い手は、もっと歌いたいって気持ちに駆られます。
音を楽しむ事をシンプルに教えて頂いた作品でした。感謝。
高野寛
「色彩の中へ」をセルフカバーするなんて、自分では想像した事もありませんでした。
斬新な解釈によるアレンジで、オリジナルとはまったく違う曲に生まれ変わったようにおもいます。
新鮮でした。
冨永愛
とてもドラマティックでラウンジとかで聞きたいアルバムです。
いろんなジャンルの音楽があって、上手にミックスされているアルバムです。
是非、一度聞いてみてください。
桑原茂一(株式会社クラブキング 代表取締役)
夢という言葉を暫く忘れていた。
夢という言葉の美しさを蘇らせた男、Bajune Tobeta。青い蝶よ、未来へ羽ばたけ!
ps.「静かの海」に私は恋をした。あぁ~、聞く度に、ため息がでる。
次回は「2008~2009年にリリースされた必聴アルバム5選」の後編に移りたいと思います。
2026/1/3 nik c/o PROGRESSIVE FOrM
