INDOPEPSHYCHICSから紡がれた日本のエレクトロニック・ミュージックの一端 No.23「Releases ~Tessei Tojo・MimiCof・Geskia!・mergrim & release party~」

前回の連載22回目では「PROGRESSIVE FOrM showcase 2011&10th Anniversary@大阪~PFCD29 01:11/PFCD30 Fugenn&THE/PFCD31 Nyolfen~」とし、2011年11月17日(木)に渋谷WWWの1st Anniversaryに合わせ開催した「PROGRESSIVE FOrM showcase 2011」から入り、そこに出演してくれ2011年11月11日にリリースされたlycoriscorisのアルバム「From Beyond The Horizon」を。

次に直後の11月27日(日)に大阪・心斎橋の鰻谷sunsui + Club STOMPで開催した「PROGRESSIVE FOrM 10th Anniversary」大阪と、そこに出演してくれ2011年1月19日にリリースされたinner scienceのアルバム「elegant confections」を。


そして年は2012年に移りPROGRESSIVE FOrMでリリースした3枚、1月11日リリースのコンピ「01:11 (ワン・イレブン)」PFCD29、5月5日リリースでPROGRESSIVE FOrMのアルバム・リリースの中でも売り上げベスト5に入るアルバムになったFugenn & The White Elephantsの傑作2ndアルバム「Prays」PFCD30、最後に7月8日リリースのNyolfen「Pulse」PFCD31。


1)Nyolfen「Pulse」PFCD31の次にリリースしたのが10月13日リリースとなったTessei Tojo (東條 鉄生)の1stアルバム「My Little Beautiful」。
東條君は、本連載No.19「PROGRESSIVE FORM Presents New Sounds of Tokyo Vol.3~Vol.8」で触れた2010年8月リリースのvarious artists「Forma. 3.10」にジョインしてくれた当時の期待の有望株で、その「Forma. 3.10」以降もイベントへのライブ出演などの繋がりを元に楽曲を進めてゆき、アルバムという形に結実したのが「My Little Beautiful」。
ジャズベーシストだった父の影響もあり12歳からギター、ベースを弾いている事もあり、特にベースについては特筆とも言える才能を感じさせ、この「My Little Beautiful」でもトラックについてはベース・ミュージック的な音像も出しつつ、09. Bassではジャコパスの「Portrait of Tracy」を彷彿とさせるハーモニクス奏法を主体とした美しいソロ・ベース曲も披露。
アルバムはいずれも内容の濃い楽曲群で纏められているのと同時に、間口を広げる意味も含め、前回の本連載No.22で紹介し上述でも触れた5月5日にアルバム「Prays」をリリースしたFugenn & The White Elephantsと、7月8日にアルバム「Pulse」をリリースしたNyolfenの2人に利ミキサーとして参加してもらいました。

発売日: 2012年10月13日(土)
アーティスト: Tessei Tojo(東條 鉄生/トウジョウ・テッセイ)https://linktr.ee/tessei_tojo
タイトル: My Little Beautiful(マイ・リトル・ビューティフル)
発売元: PROGRESSIVE FOrM
販売元: BRIDGE INC.
規格番号: PFCD32
価格: 定価¥2,100(税抜価格¥2,000)
収録曲数: 12曲
JAN: 4582237823394
全曲視聴:https://progressiveform.bandcamp.com/album/tessei-tojo-my-little-beautiful-pfcd32

【収録曲】(全12曲)
01. Ambiguous Reality
02. Innocence
03. Indivisual Truth
04. Mind Game
05. Opposite Side
06. An Imperfect Spring
07. Child Song
08. Kikori
09. Bass
10. My Abstract
11. Individual Truth Fugenn Remix
12. Innocence Nyolfen Remix
Tessei Tojo “Innocence” Official Music Video http://vimeo.com/56282983
【作品紹介】
PROGRESSIVE FOrMのコンピレーション「Forma. 3.10」に参加したTessei Tojoによる待望のデビュー・アルバム! 美しく印象的なメロディーと独特なコード・ワーク、つぼを押さえたベースと緻密なビートを自在に操り、フロアを湧かすシャープなトラックから繊細なリスニングまで、絶妙なバランスでプロデュースする手腕は間違いなく大注目の逸材である。魅力的な楽曲が並ぶ本作の中でも「Innocence」「Individual Truth」はエレクトロニック・ミュージック史に新たな足跡を残す名曲と言える出来。従来のエレクトロニック・ミュージック・リスナーからWARPやFlying Lotus主催Brainfeederファンまで必聴! リミキサーにはFugenn & The White Elephants、Nyolfenが参加。
https://www.discogs.com/ja/release/7407698-Tessei-Tojo-My-Little-Beautiful
【プロフィール】 Tessei Tojo
1988年5月生まれ。卓越したメロディアスさとキレのあるビートが魅力的な楽曲を生み出す新星トラック・メーカー。ジャズベーシストだった父の影響もあり12歳からギター、ベースを弾いている。2009年からソロで活動。翌年、電子音楽イベントdoodleを主催し、PROGRESSIVE FOrMのコンピレーションアルバム『Forma. 3.10』に参加。2011年、Jemapur率いるSaluutより『Windows EP』をリリース、そして2012年10月、待望のデビュー・アルバム『My Little Beautiful』をPROGRESSIVE FOrMよりリリースする。
独特なコード使いとベーシストならではの精巧なビートワークに今後の活躍が期待される才能である。
All Tracks Written, Performed, Arranged and Produced by Tessei Tojo, 2010-2012 Japan
Except
M11 Remixed by Fugenn & The White Elephants
M12 Remixed by Nyolfen
Mastered by Daisuke Kashiwa at Stellar Dialogue Studio
Photography by Toshiaki Kitaoka
Artwork & Design by Kotaro Okusu [Recode]
M2 Indivisual Truth 美メロなベースダウンテンポ
M9 Bass 必聴のソロ・ベース
2)2012の締め括りでリリースしたのは、前年2011年6月に1stフルアルバム「RundSkipper」PFCD25をリリースしたベルリンを拠点に活動するmidori hiranoによる新ソロプロジェクトMimiCofの2ndアルバム「KotoLyra」、コンセプトは星座。

発売日: 2012年12月15日(土)
アーティスト: MimiCof(ミミコフ)
タイトル: KotoLyra(コトリラ)
発売元: PROGRESSIVE FOrM
販売元: BRIDGE INC.
規格番号: PFCD33
価格: 定価¥2,100(税抜価格¥2,000)
収録曲数: 12曲
JAN: 4582237823400
全曲視聴:https://progressiveform.bandcamp.com/album/mimicof-kotolyra-pfcd33
【収録曲】(全12曲)
01. Lilium
02. Microscopium
03. Sculptor
04. Telescopium
05. Pavo
06. Triangulum
07. Octans
08. Lyra
09. Solarium
10. Pyxis
11. Horologium
12. Felis

このアルバムでは前作「RundSkipper」のしなやかさも併せ持った作風から、「KotoLyra」ではしっかりしたメロディー感と繊細さは保ちつつもより強固でテクノでエレクトロニックなサウンドも気持ちよく打ち出していて、MimiCofとしての成熟度のようなものも感じます。
またこの「KotoLyra」からは2本のミュージック・ビデオを制作。1つはリード・トラックの「Microscopium」で、プログラミングによる作品創作や即興演奏を学び、音響、映像、グラフィック、インスタレーションなど多岐に渡る活動を展開、主にインターフェースとプログラムを用いたデータの相互変換によるオーディオヴィジュアルとサウンドアートの可能性を追求するYousuke Fuyama君による映像。http://yousukefuyama.com
M2 顕微鏡座「Microscopium」Music Video http://vimeo.com/59558652
01. Lilium / 百合座
02. Microscopium / 顕微鏡座
03. Sculptor / 彫刻室座
04. Telescopium / 望遠鏡座
05. Pavo / 孔雀座
06. Triangulum / 三角座
07. Octans / 八分儀座
08. Lyra / 琴座
09. Solarium / 日時計座
10. Pyxis / 羅針盤座
11. Horologium / 時計座
12. Felis / 猫座
【アルバム紹介】
ベルリン在住のmidori hianoによる電子音楽にフォーカスを当てたソロプロジェクトMimiCof、その待望の2ndアルバムが完成!本作では、1st『RundSkipper』で表現された太いリズムプロダクションと繊細なコードワークをベースに、より広がりある多彩なサウンドとしてプロデュースされており、多くのエレクトロニック・ミュージック・リスナーに届く素晴らしい内容に昇華されています。また12の楽曲には絵としても美しい星座の名前がちりばめられており、あたかも12星座が一つの新しい天体としてイメージされたアルバムとなっています。
マスタリングはアーティストとしても高い評価を得る柏大輔が担当、アートワークには絵画的で独特なスタイルに定評のあるイギリス人写真家/アートディレクターStuart Leeの作品が飾られ、サウンド、デザイン共に素晴らしい仕上がりとなりました!
https://www.discogs.com/ja/release/4233075-MimiCof-KotoLyra

【プロフィール】 MimiCof (midori hirano) http://midorihirano.com
京都府出身、ベルリン在住の音楽家。大学をクラシックピアノ専攻で卒業した後、ピアノを始めとするアコースティック楽器に加え、電子音など様々を音を自在に操りながら多彩な音楽を作り出し、midori hiranoとしてはMIDIクリエイティブ/nobleから2枚のアルバムを発表。2008年2月にはベルリン国際映画祭主催のプログラム「Berlinale Talent Campus」に作曲家部門では当年唯一の日本人として招聘される。
2008年よりベルリンを拠点に、生楽器を主体にした楽曲を制作するmidori hiranoとしての活動と平行し、コンピュータによるプロセッシング等を多用するなどエレクトロニック・ミュージック的なアプローチを中心とした新しいソロ・プロジェクトMimiCofとしてその表現の幅を広げており、2011年6月にPROGRESSIVE FOrMよりMimiCofの1stアルバム『RundSkipper』を、またChristopher Willits主催のレーベルoverlapより本名名義でEP「Magnetic Visionaries」をリリース、及びWillitsのリミックス・プロジェクトにもMimiCofとして参加する。2012年、W+K東京LABより派生したAudio+Visual制作集団JKD Collectiveに参加、avex主催anationのサウンドロゴを担当、ヨーロッパの中でも屈指の規模を誇るポルトガルのBoom Festivalへも出演する。そして2012年12月、MimiCof待望の2ndアルバム『KotoLyra』をリリースする。
そしてミュージック・ビデオの2本目を担当してくれたのは、京都出身のオーディオ・ビジュアルアーティストで2010年から2013年まではベルリンを拠点に活動、プログラミングやセンサーを用いてインタラクティブなシステムを構築し、ライブパフォーマンスやダンス作品、インスタレーションなどの制作を行うJunichi Akagawa君で、PROGRESSIVE FOrMでは上述の東條(鉄生)君でも触れた2010年8月リリースのvarious artists「Forma. 3.10」にも赤川 純一君には参加してもらっていました。
https://www.ableton.com/ja/certified-training/junichi-akagawa
M4 望遠鏡座「Telescopium」Music Video http://vimeo.com/65186268
M5 Pavo / 孔雀座
そして2013年に。この時期は概ね2~3か月に1枚のペースでアルバムをリリースしていました。
3)本連載No.15の「エレクトロニカとフォークトロニカ~蓮沼執太・flauとaus~no.9~」で触れた、レーベル「flau」や「術の穴」でアルバムをリリースしていたGeskia!こと工藤君の作品をいよいよPROGRESSIVE FOrMでリリースする事になりました。

発売日: 2013年2月14日(木)
アーティスト: Geskia!(ゲスキア)
タイトル: Silent Of Light(サイレント・オブ・ライト)
発売元: PROGRESSIVE FOrM
販売元: BRIDGE INC.
規格番号: PFCD34
価格: 定価¥2,100(税抜価格¥2,000)
収録曲数: 12曲
JAN: 4582237823417
全曲視聴:https://progressiveform.bandcamp.com/album/geskia-silent-of-light-pfcd34

【収録曲】(全12曲)
01. Horic Chronic
02. Accent Accept
03. Constract Contrast
04. National Traditional
05. BGMREM
06. Torch Approach
07. Joint Chant
08. Dis Love
09. Planet Plan
10. Glare Trigger
11. Xtra Schema
12. Creativity Quality
https://www.discogs.com/ja/release/4541995-Geskia-Silent-Of-Light

【アルバム全編を彩る、懐の広い音楽性】
デンジャー・マウスのプロデュースのもと、危険な匂いに満ちたオルタナ・ポップを聴かせる『Little Broken Hearts』を昨年リリースしたノラ・ジョーンズのCDは、いまだに「ジャズ」のコーナーに置かれていることだろう。それがレコード会社の戦略なのか、レコード・ショップの利便性の結果なのかはさておき、彼女のデビュー・アルバム『Come Away With Me』を知らない新しいリスナーにとって、彼女のCDの置き場所がまさか違うフロアであるとは思いもよらない。
そうすると、Geskia!のCDはどの棚で発見できるのだろうか? 総勢10人のMCと共演した2ndアルバム『President IDM』は、(そのトラックはヒップ・ホップのそれとはかなりかけ離れているが)おそらく世間一般ではヒップ・ホップに分類されるであろうし、2011年作の『Alien』ではエイフェックス・ツインばりに攻撃的なテクノを聴かせる。「人と違ったことをやる」という言葉を繰り返し強調し、アルバムを出すごとにカメレオンのごとくその姿を変貌させてきたGeskia!を形容する言葉は一言、「トラック・メイカー」としか言いようがない。
そして、新作『Silent Of Light』。それは、とりあえず「テクノ・エレクトロニカ」とラベリングされるかもしれないが、勇ましく、ドラマティックで、歓喜と恍惚に満ち溢れた「Accent Accept」は、そうした色眼鏡を軽々と超越していくかのようだ。2000年代以降のYellow Magic Orchestraのような、エレクトロニカを経由したテクノの持つシンプルネスと、無数に重ねられる音粒一つ一つのきめ細かさ。そうした魅力が、抽象柄の織物のようにアルバム全編を彩っている。それは、スロッビング・グリッスルやノイズ・ミュージックさえも愛好する懐の広い彼の音楽性が、長年の冒険を経たからこそ獲得した高純度の到達点なのである。(text by 青野慧志郎)
Geskia! “Constract Contrast” Official Music Video
From The Album “Silent Of Light” PROGRESSIVE FOrM PFCD34 2013
Directed by leno
Artwork Material by buna
Music by Geskia!
Fragment(術の穴)作品などでもお馴染みの映像作家lenoによるGeskia!のミュージックビデオが完成!アルバムアートワークを手掛けたbunaの絵素材に繊細かつダイナミックに彩られた時間軸が加わった素晴らしい仕上がりとなりました。
「Constract Contrast」Music Video
【アルバム紹介】
flauでの2008年のデビュー作『Silent 77』や術ノ穴での2ndアルバム『President IDM』などを通じて日本人離れしたサウンドを表現また確立してきたGeskia!による渾身の1枚とでも言うべき通算6枚目となる傑作アルバム!
本作では非常に高い評価を得ているリズム・プロダクションを変幻自在にコントロールしつつ、要所に配置された印象的なヴォイスやローズ、ピアノ、シンセを中心としたメロディー、コードワークが時に優しく時に鋭く抜群のセンスでプロデュースされ、収録曲全てに説得力のあるまさにマスターピースと言える抜群の出来映えとなりました。マスタリングはベルリンをベースに90年代よりアーティストとしても確固たる地位を築いているPoleが担当、本作の魅力をより一層の高みに導いている。
【プロフィール】Geskia!
2008年、flauからデビュー・アルバム『Silent 77』を発表し、英WIRE紙など世界中のメディアから喝采を浴びる。これまでにflauより『Eclipse323』、術ノ穴より2ndアルバム『President IDM』、EP2作をiTunes Storeでリリースした後、PROGRESSIVE FOrMのコンピレーション『Forma. 3.10』にも参加を果たしている。その後、術ノ穴から3rdアルバム『Alien』、2012年には2枚のアルバムをDynamophone(US)より『Muon』、Home Normal(UK)より『323 sayonara memories』をそれぞれ発表。そして2013年2月、通算6枚目となる傑作アルバム『Silent Of Light』をPROGRESSIVE FOrMよりリリースする。
なおこの『Silent Of Light』では購入者特典としてMix CD PFmix03(Winter/Spring 2013 PROGRESSIVE FOrM)を制作。https://progressiveform.bandcamp.com/music

Tracklisting☞
01. MimiCof「Aria, But Secret」(from『RundSkipper』)
02. Pawn「Star Shards feat Cokiyu」(from『Tone Sketch』)
03. AOKI takamasa「Pipe Tale – Indigo Rose feat. Tujiko Noriko」(from『Indigo Rose』)
04. Fugenn & The White Elephants「m’」(from『Prays』)
05. Tessei Tojo「Innocence」(from『My Little Beautiful』)
06. MimiCof「Microscopium」(from『KotoLyra』)
07. Nyolfen「Just A Drop of The Day」(from『Pulse』)
08. Fugenn & The White Elephants「Narcissus」(from『an4rm』)
09. Ametsub「Sahsanoha」(from『Various Artists 01:11』)
10. bajune tobeta + evala「sksy」(from『white sonorant』)
11. Indopepsychics「The Absolution Indopepsychics Remix」(from『Infinite In All Directions』)
M2 Accent Accept Geskia!的リズムセクションxボーズ・オブ・カナダ的アプローチ
M4 National Traditional https://www.youtube.com/watch?v=44i59KunKuc
4)2013年2枚目のアルバムは当時新しい波のようにエレクトロニカ~エレクトロニック・ミュージックのシーンで輝きを放っていたレーベルmoph recordsの主宰者mergrimこと光森 貴久、通称ミツ君の2ndアルバム「Hyper Fleeting Vision」(PFCD-35/mcd-011)をリリースする事になりました。
因みに余談ですが、「新しい波」とはポルトガル語で
Nova (ノヴァ/ノバ): 「新しい」「独自の」
Bossa(ボサ/ボッサ): 「波」「トレンド」「感覚」「乗り」
というブラジル発祥で世界に広がった<Bossa Nova>というのは割と知られた話し。
良い機会なのでmoph recordsについても見てみましょう。
moph records We are the Electronic Music Label based in Tokyo.
“moph”の由来は、触覚をイメージする言葉に由来しています。
新しいテクノロジーがもたらす音体験とは、聴覚を超え、皮膚感覚に届く、そんなイメージです。
morphや、毛布から音をとったりしたのはそのためです。
設立当時はライブアクトとCDの販売を通じてその触感を届けることをイメージしていました。
そして、10年の間に音楽消費のスタイルはCDからダウンロード、そして今はストリーミング、というふうにテクノロジーの進化とともに変化してきました。
その度にどうやって自分にフィットする音楽を聴くのか、そして自分たちの音楽をどうやって選んでもらうのか。
その時代の新しい楽しみ方を背景に、新しい課題に音楽は立たされます。
私たちは、自分たちの手でモノ創り、コト創りに励み、手探りで新しい音楽の手触りをさがし、その課題にたいしての最新の答えをmophという名の下にリスナーのみなさまに届けます。
これからの私たちのアップデートを楽しみにしてください。
みなさまからの反響も楽しみにしております。
本連載においては前回のNo.22にて、lycoriscorisのアルバム「From Beyond The Horizon」(moph record – mcd-006)を紹介させていただきました。

今回は、おそらく兵庫出身のミツ君の関西コネクションの繋がりもありリリースに至ったと想像する異色?!のアーティストMetomeのアルバム「Opus Cloud」に触れてみたいと思います。
2013年3月21日リリース Metome「Opus Cloud」(MCD-010)
https://www.discogs.com/ja/master/1405620-Metome-Opus-Cloud

01. Noctilucent Cloud
02. One After Another
03. Rainmaker
04. Rain Comes From Clouds
05. Paper Moon
06. Stella
07. The Riddle Of Existence
08. Second Windmill
09. Rayleigh Scattering
10. Time After Time
11. Lonely Or Uninhabited Valley
M2 One After Another 頭数秒聴いただけでヤバい!ヤバい展開が待ち受けてると思ったら本当ヤバい!! センス抜群!!!
大阪を拠点に活動するMetome。渾身の1st アルバムが登場!
JAZZ を思わせる甘美で優雅な音色。ハウスミュージックに通じるグルーヴ感。ヒップホップを思わせる大胆なカットアップ。緻密に積み重ねられた電子音。アイディアと遊び心に溢れ、様々な音がタイムレス、ジャンルレスに混在し、目まぐるしく入れ替わる。現在進行形のエレクトロニカシーンの縮図ともいえる作品に仕上がっています。
大阪を拠点に活躍する『Metome』自身初となるフルアルバムがmoph records からリリースとなります。
現在、過渡期を迎えている関西の音楽シーン。そんな中、エレクトロニカシーンは、かつてない程の盛り上がりをみせています。その原動力となっているのが、才能豊かな若手アーティスト。勢いは関西圏に留まらず、全国に広がっています。彼もそんな関西エレクトロニカシーンを牽引する若手アーティストの1人です。オンラインレーベル+MUS からのリリースをはじめ、才能ひしめく関西シーンでも、確かな存在感を示してきました。
今回、リリースとなる本作は、正統派エレクトロニカミュージックでありながら、実に多彩な一面をみせてくれます。ジャズを思わせる甘美で優雅な音色。ハウスミュージックに通じるグルーヴ感、ファンキーなベースライン。ヒップホップに見られる大胆なカットアップ。それら、包み込むように、緻密に積み重ねられた電子音。様々な音がタイムレス、ジャンルレスに混在し、目まぐるしく入れ替わる中でも、彼の世界観は確立されています。時間を忘れるような心地良さの中に、たくさんのアイディアと遊び心が詰め込まれています。彼の音楽に対する好奇心は、時間、枠組みを飛び越え、エレクトロニックミュージックの新たな可能性を提示してくれています。その姿は、新たなステップを模索する現在進行形のエレクトロニカシーンの縮図のようなものかもしれません。 ぜひ、エレクトロニカの『今』を体感してください。
M4 Rain Comes From Clouds このリリースWARPの新譜?!と言われても全く遜色ないずばぬけたセンスの良さ、洗練度抜群!
【プロフィール】
大阪府出身のTakahiro Uchibori によるソロ・プロジェクト。関西を拠点に活動。 BRDG,REPUBRIC,2.5D,DOMMUNE など東京、県外のイベントに出演。 様々なスタイルの音楽を吸収し消化しながらも日本的な美意識を根底に現代的にアップデートされた音楽を思考し試みている。 そして2013 年3 月に待望の1st アルバム「OPUS Cloud」をmoph records よりリリース。
M5 Papaer Moon こんなに音をセクシーに奏でられる才能もめっちゃ数少ないような気がする程秀逸⭐︎
さて、mergrimの2ndアルバム「Hyper Fleeting Vision」(PFCD-35/mcd-011)に戻りましょう。
発売日: 2013年4月14日(日)
アーティスト: mergrim(メルグリム)
タイトル: Hyper Fleeting Vision(ハイパー・フリーティング・ヴィジョン)
発売元: PROGRESSIVE FOrM
販売元: BRIDGE INC.
規格番号: PFCD35
価格: 定価¥2,100(税抜価格¥2,000)
収録曲数: 10曲
JAN: 4582237823424
全曲視聴:https://progressiveform.bandcamp.com/album/mergrim-hyper-fleeting-vision-pfcd35
【アルバム紹介】
高い評価を保つ2011年の1stソロアルバム『Invisible Landscape…』から約2年、CokiyuやJessica (Ngatari)、haruka nakamura作品などに参加するJanis Crunchらを始めとしたヴォーカル、そしてクラシック界でも一線を走る演奏家達をゲストに迎えて圧倒的にスケールアップした広い音楽的世界観を奏でるmergrimによる待望の2ndフルアルバム! 様々な情景が1つのストーリーとなって色彩豊かに描かれている本作では、疾走するリズムと深い感情が絡み合うM2「Immature Man」M6「Shufflegent」、ストリングとハープを大胆にフィーチャーし壮大なサウンドスケープを表現したM3「Unending Chain」M4「Miles」、ファンタジックでドリーミーなM5「In Dope Moments」M8「Talk About…」をはじめ、細部に渡り緻密にプログラミングされたビートと多彩なメロディーメイキングやコードプロセスにより格段に進化したオリジナリティーとなって集約されています。
冒頭からエンディングまで、聴き手の心の琴線に触れる突き抜けた音楽性と無限の世界観が紡ぎだされたスリリングで心躍る至高の一枚。マスタリングはStefan BetkeことPoleが担当。
参加アーティスト:Cokiyu、Janis Crunch、Cuushe、Jessica from Ngatari、yuanyuan、Kazuya Matsumoto & lycoriscoris

「Hyper Fleeting Vision」ではミツ君のたっての希望もあって、Dubplates & Masteringのエンジニアであり、2000年代に人気だったドイツのレーベル~scapeを主宰したPoleことStefan Betkeに頼む事になりました。
また本作「Hyper Fleeting Vision」でも、前回の連載No.22で紹介したFugenn & The White Elephantsの2ndアルバム「Prays」PFCD30同様に、yuanyuan率いる宮本君に弦楽のスコアを書いてもらい、弦の録音をしたのが3曲。その中でリードトラックとしてミュージック・ビデオを作ったのがM3の「Unending Chain」。
「Unending Chain feat. yuanyuan」Music Video http://vimeo.com/65347402
広告系のプロの方々に、広告などの音楽も制作していたミツ君のコネクションで制作してもらう事が出来ました。
mergrim “Unending Chain feat. yuanyuan”
from the album “Hyper Fleeting Vision”
Music: mergrim
Direction: Yasuhiro Kobari
CG Design: Takeshi Naito
Production & CGI: Triple Additional
【収録曲】(全10曲)
01. Downcast Figure
02. Immature Man feat. Jessica
03. Unending Chain feat. yuanyuan
04. Miles
05. In Dope Moments feat. Cokiyu
06. Shufflegent
07. Shang Bei
08. Talk About…
09. Ephermeral Prayer feat. Janis Crunch
10. Sparkling Soil
https://www.discogs.com/ja/release/6875368-Mergrim-Hyper-Fleeting-Vision
当時の僕らまわりのクリエーターを総動員する勢いな感じで、作り上げていきました。

M5 In Dope Moments feat. Cokiyu
M7 Talk About… これもyuanyuanチームに弦などを入れてもらった楽曲で、城さんのno.9なインスト曲。
【クレジット】
All Music Written & Produced by mergrim a.k.a Takahisa Mitsumori
Except
M01 Poetry Reading by Cuushe
M02 Vocal by Jessica from Ngatari
M03 Strings Supported by Kenji Miyamoto
Violin by Eyuko Suzuki
Cello by Masabumi Sekiguchi
Harp by Yuko Tomonaga
M04 Strings Supported by Kenji Miyamoto
Violin by Eyuko Suzuki
Harp by Yuko Tomonaga
M05 Vocal by Cokiyu
M07 Voice by Chen Debin
M08 Violin by Eyuko Suzuki
Cello by Masabumi Sekiguchi
Harp by Yuko Tomonaga
M09 Vocal by Janis Crunch
M10 Chorus by Ricco
Drums by Kazuya Matsumoto
Effect Technician (Max/Msp) by lycoriscoris & Shotaro Hirata
Kenji Miyamoto, Eyuko Suzuki, Yuko Tomonaga and Ricco from yuanyuan
Mastered by Stefan Betke (Pole) at scape mastering, Berlin
Artwork by Ossa
Design by Atsushi Fujimaki
そしてこの「Hyper Fleeting Vision」の中では唯一硬派なエレクトロニック・トラックM6「Shufflegent」では、上述MimiCofのアルバム「KotoLyra」に収録したM4 望遠鏡座「Telescopium」のミュージック・ビデオを制作してくれた赤川純一君に、M6 Shufflegentのミュージック・ビデオを作ってもらいました。
「Shufflegent」Music Video http://vimeo.com/71780850
Directed by Junichi Akagawa http://junichiakagawa.net
そして「Hyper Fleeting Vision」のリリースから約3か月後の2013年の七夕7月7日の日曜日、当時既に都内でもエッジなライブハウスとしても抜群の知名度までになっていた渋谷のWWWにて、<mergrim “Hyper Fleeting Vision” release party>を開催! このリリパもアルバム「Hyper Fleeting Vision」同様、当時の総動員的な感じで多くの関係者を出演者でお呼びしました。
トリのmergrimバンドはドラムに松ちゃん(Kazuya Matsumoto)とアルバムでボーカル参加頂いたCokiyu, Janis Crunch, Jessica、そして弦楽のyuanyuanに映像でJunichi Akagawa。
メインのゲストやラウンジにもPROGRESSIVE FOrMとmore recordsのリリース・アーティストに加え、aus, agraph, Go-qualia, henrytennis, Kan Sano, Licaxxxなど、mergrimミツ君も気合いの入ったリリパとなりました。
2013.7.7.sun at WWW Shibuya
Open/Start 16:00 – Close 21:30
mergrim “Hyper Fleeting Vision” release party presented by PROGRESSIVE FOrM & moph records
https://clubberia.com/ja/events/208560-mergrim-Hyper-Fleeting-Vision-release-party
LINE UP
◆Main Floor
Live: mergrim HFV set with Kazuya Matsumoto, Cokiyu, Janis Crunch, Jessica from Ngatari and yuanyuan x Junichi Akagawa
Guest Live: aus + Takcom, agraph, Go-qualia x Naohiro Yako, henrytennis, lycoriscoris Band Set
DJ: Ametsub
◆Smoking Lounge
Live: Fugenn & The White Elephants, Kan Sano, Licaxxx, Metome, Nyolfen, Tessei Tojo and Special Guest tba on 5.26!!
DJ: DJ蟻, qurea

前売り¥2,500 当日¥3,000(共に税込/ドリンク代別)
プレイガイド(4月27日発売)
チケットぴあ【Pコード:200-177】http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1318161 0570-02-9999
ローソンチケット【Lコード:78113】http://l-tike.com ※電話予約なし
e+ http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002099161P0030001P0006
前売り取り扱い店:タワーレコード各店カウンター、DISK UNION各店(渋谷クラブミュージックショップ
新宿クラブミュージックショップ/下北沢クラブミュージックショップ/吉祥寺/池袋)
more records(大宮)https://twitter.com/more_records/status/327676344932651008
murmur records(代官山)https://twitter.com/yuki_aida
主催:PROGRESSIVE FOrM http://www.progressiveform.com
moph records http://www.mophrec.net
お問い合わせ:WWW 03-5458-7685 http://www-shibuya.jp
【イベント紹介】
PROGRESSIVE FOrM & moph recordsからリリースされたmergrimのニューアルバム『Hyper Fleeting Vision』を記念したイベントを多彩なゲストを迎え七夕の7月7日(日)に開催します。
メインフロアでは、mergrimがHFV setを盟友であるドラマーの松本一哉に加え『Hyper Fleeting Vision』に参加したCokiyu/Janis Crunch/Jessica/yuanyuanとHz-recordsからのリリースでも知られるJunichi Akagawaの映像と共に披露、またゲストライブ・アクトとして、2006年から2012年までに手掛けたリミックスをコンパイルしたアルバムをリリースしたausがそのアートワークを手掛けた映像作家Takcomとのセット、ソロ活動と併行しフルカワミキやナカコーらとのバンドLAMAまた昨今では電気グルーヴのライブサポートも務めるagraph、Virgin Babylonからの2ndアルバムが待たれるGo-qualiaは共に分解系レコーズを主催する映像作家Naohiro Yakoとのセット、cinra recordsより2006年と2009年にクロスオーバーなサウンドで大きな注目を集めたアルバムをリリースし今年1月に活動を再開した6人編成のhenrytennis、moph recordsから1stアルバムをリリースしたlycoriscorisはバンドセットで参加、またDJとしてAmetsubがイベントに彩りを添えます。
ラウンジでは、PROGRESSIVE FOrMからアルバムをリリースしているFugenn & The White Elephants、Nyolfen、Tessei Tojoの3組、Wax Poetics Japanを仕掛けるGruntStyleより昨年2ndアルバムをリリースした注目のピアニスト/プロデューサーKan Sano、オールジャンルにプレイするDJとして注目が広がり最近ではライブも行うLicaxxx、moph recordsからは今年3月にリリースされた1stアルバムが抜群のセールスを続けるMetome、『Hyper Fleeting Vision』のリリースに絡みPROGRESSIVE FOrM音源のミックスCDを制作したDJ蟻、長いキャリアを誇り様々なサウンドをプレイするqureaが参加します。
WWWの強力なシステムFUNKTION-ONE+映像環境を元に、現在進行形でシーンをリードしつつ素晴らしい音楽を創造する注目のアーティスト達が一同に介したスペシャルイベントとなります!
『Hyper Fleeting Vision』アルバムトレイラー:
2026.0219.Thu nik c/o PROGRESSIVE FOrM
