INDOPEPSHYCHICSから紡がれた日本のエレクトロニック・ミュージックの一端 No.20「De La FANTASIA 2010~Chill Out~Pleq~Fugenn~MimiCof」

前回の連載19回目では「PROGRESSIVE FORM Presents New Sounds of Tokyo Vol.3~Vol.8」とし、18回目の「PROGRESSIVE FORM Presents New Sounds of TokyoからDe La FANTASIA 2009まで5公演」からの続きとして、連載2回で合わせて11公演と、それぞれにご出演頂いたアーティストの音源などにも触れました。

連載18回目
1)2009/03/14(Sat) PROGRESSIVE FORM Presents New Sounds of Tokyo at UNIT Daikanyama
2)2009/04/05(Sun) electronic pub******** presents Ametsub album release event at seco lounge 渋谷
3)2009/08/23(Sun) PROGRESSIVE FOrM presents Takashi Wada album release Party✩ at EATS and MEETS Cay 青山
4)2009/09/11(Fri) PROGRESSIVE FOrM presents New Sounds of Tokyo Vol.2 at Liquid Loft 恵比寿
5)2009/10/30(Fri)~11/1(Sun) De La FANTASIA 2009 Vol.ZERO at LIQUIDROOM 恵比寿
   

 

連載19回目
6)2009/11/20(Fri) PROGRESSIVE FOrM presents New Sounds of Tokyo Vol.3 at LIQUID LOFT 恵比寿 (LIQUIDROOM 2F)
7)2010/4/18(Sun) PROGRESSIVE FOrM presents New Sounds of Tokyo Vol.4 at EATS and MEETS Cay (Spiral B1F/青山)
8)2010/6/17(木), 6/18(金) PROGRESSIVE FOrM presents New Sounds of Tokyo Vol.5 at 六本木ヒルズ森タワー52F MADO LOUNGE SPICE
9)2010/8/22(Sun) PROGRESSIVE FOrM presents New Sounds of Tokyo Vol.6 at EATS and MEETS Cay (Spiral B1F/青山)
10)PROGRESSIVE FOrM presents New Sounds of Tokyo Vol.7 -Forma. 3.10 release event-
   2010/10/10(Sun) at Apple Store 銀座
   2010/10/22(Fri) at LIQUID LOFT恵比寿 (LIQUIDROOM 2F)
11)2010/12/19(Sun) PROGRESSIVE FOrM presents New Sounds of Tokyo Vol.8 at EATS and MEETS Cay (Spiral B1F/青山)

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ここでもう1公演、ある意味歴史の1部として「心にそっとしまっておきたく」加えておきたいと思います。

それは上記連載18回目における5)で、2009/10/30(Fri)~11/1(Sun) at LIQUIDROOM 恵比寿で開催、何度も触れさせて頂いた元細野さんのマネージャーで僕の大先輩でもある故・東さんが立ち上げたフェスティバル「De La FANTASIA 2009」の2回目が場所を新木場のスタジオコーストに移して2010年11月21日(日)に開催されました。

De La FANTASIA 2010 2010/11/21(日) at 新木場STUDIO COAST

ジャンルや地域、有名無名を問わず、独自の個性をもった新しいサウンドを創り続けるアーティストたちをクローズ・アップするイベント「De La FANTASIA –デ・ラ・ファンタジア-」。昨年(2009年)のVolume ZEROに続き、今年はポップミュージックの伝説~ヴァン・ダイク・パークスの 一夜限りの来日公演を中心に、独自の個性をもったアーティストたちが集います。

MAIN STAGE ACTS: ヴァン・ダイク・パークス / 細野晴臣 / TYTYT(高橋幸宏+宮内優里+高野寛+権藤知彦) / クレア・アンド・ザ・リーズンズ / トクマルシューゴ / 高木正勝

COAST LOUNGE ACTS: Predawn / small color / Ngatari

制作など諸々で入って頂いたクリマンさんのINFO

https://www.creativeman.co.jp/artist/2010/11dela

2010.11.05 Fri:『De La FANTASIA』追加出演者&タイムテーブル発表、細野グループに鈴木茂

https://www.cinra.net/index.php/news/2010-11-05-122913-php

De La FANTASIA 2010 @ 新木場スタジオコースト ライブレポート

https://rockinon.com/live/detail/43236

メインステージは見ての通り、東さんが前から好きで細野さんの作品にも関わってきたヴァン・ダイク・パークス、細野さん、幸宏さんのスペシャルユニット、ヴァン・ダイク・パークスと繋がりの深いクレア・アンド・ザ・リーズンズ、当時2010年4月に4thアルバム『Port Entropy』がリリースされ絶好調だったトクマルシューゴさん、そしてdaisyworld discsでも作品を出していた高木君。よって東さんが全て制作。

僕は「COAST LOUNGE」の3ACTS、Predawn / small color / Ngatari の制作と当日対応などを担当しました。上記クリマンさんのINFOに当時のバイオグラフィーが残っています。

2010年、重要なタイトルを1つ忘れておりました!

上記の連載18回目で触れましたが、この2008年から2009年に掛け、私事ですが音楽に関する環境が変わり、2008年8月に無事テイさん(TOWA TEI/テイ・トウワ)のマネジメント業務を終え、4年半振りにちょっとゆっくりしていたら、2000年代初頭のバルセロナSónarからsonaesound tokyo 2004と2006その他で親交のあった当時Third-Ear(現UMAA Inc.)の弘石さんからお声掛け頂き、「もし時間があったらThird-Earのサポートをしませんか?」とのご提案で、PROGRESSIVE FOrMを本格再開しようとしていたものの、結果Third-Earに籍を置きながらThird-Ear内でPROGRESSIVE FOrMも動かしていくというスキームで進める事になりました。

Third-Earではライセンスなど含めリリース物の制作も担当していましたが、ある意味置き土産的になったタイトルが、2010年3月10日にリリースしたDJ YOGURT & KOYASのアルバム「CHILL OUT」。

DJ Yogurt & Koyas「Chill Out」(Third Ear – XECD-1127)

https://www.discogs.com/ja/release/2186410-DJ-Yogurt-Koyas-Chill-Out

 

アンビエント・ミュージックの復興を宣言し、不朽のジャンルへと軌道修正を果たした名作「CHILL OUT」の発表から20周年。

2010年代の幕開けにアンビエント・ブームの到来。20年目にして生まれ変わったアンビエントの古典。継ぎ接ぎだらけのサンプリング・コラージュからまったくのオリジナル・サウンドへ。

https://www.umaa.net/what/ChillOut.html

01. Introduction To “Chill Out” On The Border

02. The Dusk Is Falling Fast, Star’s Shining

03. Smokin’, Black Coffee Doing Gold

04. Dream Time In Lake Mushroom

05. Eternal Dawn

06. Have You Ever Heard It A Long Time Ago?

07. Chinnabon On The Radio, Arata’s Guitar In My Soul

08. 3AM Freak Out Of Beaumount

09. Hiraku’s Violin Was A Song We Heard

10. Trancentral Lost In Yogurt’s Mind

11. Tribute To KLF “Chill Out” Theme (Part.1)

12. A Melody From A Past Life Keepin’ On

13. Arata’s Rock Radio And Koyas’s Acid Into Your Ear

14. Alone Again Naturally With The Dawn Coming Up

15. Dj Yogurt&KOYAS’s 20 Minuites Ambient Dub Mix

「Chill Out」というタイトルとジャケを見た瞬間に「KLF」と思うのは一定の年齢以上の方かもしれません。

ビル・ドラモンドとジミー・コーティーの二人組The KLFによる1990年リリースのファースト・アルバム「Chill Out」、当時交流のあったTHE ORBのアレックス・パターソンの影響も受けたとされ、環境音やホーミーなどが自由自在に混ざり合いながらトリップ空間を作り上げるアンビエント~チルアウト・ミュージックの歴史的大名盤。

そのThe KLF「Chill Out」を独自に再構築したのがYogurt & Koyas「Chill Out」。

The KLF「Chill Out」(KLF Communications – JAMSCD5)

https://www.discogs.com/ja/master/13456-The-KLF-Chill-Out

  

01. Brownsville Turnaround On The Tex-Mex Border

02. Pulling Out Of Ricardo And The Dusk Is Falling Fast

03. Six Hours To Louisiana, Black Coffee Going Cold

04. Dream Time In Lake Jackson

05. Madrugada Eterna

06. Justified And Ancient Seems A Long Time Ago

07. Elvis On The Radio, Steel Guitar In My Soul

08. 3AM Somewhere Out Of Beaumont

09. Witchita Lineman Was A Song I Once Heard

10. Trancentral Lost In My Mind

11. The Lights Of Baton Rouge Pass By

12. A Melody From A Past Life Keeps Pulling Me Back

13. Rock Radio Into The Nineties And Beyond

14. Alone Again With The Dawn Coming Up

 

ジャンルとしての「チルアウト」「アンビエント・ハウス」はここから始まった。

The Orbに参加していたジミー・コーティとビル・ドラモンドによるUKのユニット、KLF。

この名盤が発表されたのは1990年。この時代のハウスは、身体性としてのダンス・ミュージックが第一義としてあって、1970年後半以降のイーノ的アンビエントとは相反する文脈だった。

しかし、KLFの解釈では「熱狂的なパーティーを終え、朝を迎えるための音楽」という意味合いで、チルアウトなダンス・ミュージックを発明したのだ。Autechre やAphex TwinなどのIDM(Intelligent dance music)と共に、ダンス・カルチャーを捉え直した歴史的分岐点。

今作は鳥や羊の声、ホーミー、自動車の走行音、エルヴィス・プレスリーのサンプルなどなど数多の素材がある種の環境音として利用されている。それらがコラージュという整理でいいのか単純ではないが、悠久にかつ多彩に、聴くものを通過していく。それらは私たちを安寧に満ちた空洞に取り残していく。

ピンクフロイドを元ネタとした(とされる)アートワークの羊もなんとも象徴的。

無断サンプリングが無邪気に? 戦略的に?利用されているため、サブスクには今後出ることはないだろう。

ユニット名が「Kopyright Liberation Front」(著作権解放戦線)の略であるという説もあるが、様々な問題行為と共に表舞台を去った彼らにしかその真意はわからない。

THE KLF – Chill Out (Full Album)

新しく触れる方も、懐かしい方も、BGMがてらに聴き比べしてみるのも面白いと思います。

■About 『Chill Out』、『The KLF』(text by 三田格)

現在も、和む、癒す、のような意味で巷で使われている、『チル・アルト』という言葉は、1980年代後期のレイヴ・カルチャーにおいてダンスで火照った体を休ませ癒すといった行為が概念化された言葉だ。その当時から活躍したイギリスの伝説的ユニット、The KLFの作品『Chill Out』の発売を切っ掛けにひろく知られる言葉となった。

The KLF (ザ・ケイエルエフ Kopyright Liberation Front=著作権解放戦線の略とされるが本人達は否定)は、1987年にイギリスのビル・ドラモンドとジミー・コーティの二人で結成されたユニットである。

ABBA『Dancing Queen』を無断でサンプリング(新たに楽曲を製作する際に、過去楽曲、他者等の音源の一部を、使用する手法。)した作品を発表して訴えられかけられたり(警告を受け発売を中止、スウェーデンで在庫を焼却処分、その模様を写真に収め自作のジャケット裏面にアート・ワークとして使用したというエピソードがある。)、PV撮影の為にミステリー・サークルをねつ造したりと、さんざん世間を騒がせる一方、その作品のクオリティや製作手法は後続のミュージシャン達に大きな影響を与えた。

1990年に発表された作品『Chill Out』もエルヴィス・プレスリーらの楽曲が無断で使用されるなどしていたが、その他にもフィールド・レコーディングされた自然音、羊や鳥の鳴き声、機関車の汽笛や走行音などが、見事にコラージュされることによって、美しく壮大な世界を創り出し、結果この作品は、アンビエント・ミュージックの傑作として音楽史上語り継がれる作品となった。

しかし、この作品『Chill Out』が高い評価と大きな話題を呼んだからこそ、果たして権利関係の問題が理由なのか定かではないが、いまでは廃盤となってしまい、入手する事が困難な作品となっている。

『Chill Out』が発売されて今年で20周年を迎える2010年。長年レコード・ショップのバイヤーとして膨大な音楽経験と知識を蓄え、またDJとしても活躍するDJ YOGURTと、そのパートナーであるKOYASが、果敢にこの名作の復活へと挑んだのがこの作品『Chill Out』である。一切のサンプリング音源を使用せず、コード進行やアレンジを解析し、オリジナル音源のみを使用して再構築された本作は、ブライアン・イーノが提唱したアンビエントの概念にKLFが加えたユーモアやサイケデリックな魅力をあますことなく再現し、当時のコンセプトを現代に甦らせると同時に、音楽史に残されるべき作品として新たな輝きを放っている。

DJ YOGURT & KOYAS – CHILL OUT

 

そして時は2011年に。

PROGRESSIVE FOrMではまず2/10にポーランドのエクスペリメンタルを中心としたサウンドを展開していたPleq(Bartosz Dziadosz)の楽曲「Good Night」をリミックス集的な「Good Night Two」をリリース。

ジャケ写は青木君(AOKI takamasa)の写真、マスタリングは「ぼく、大好きです。ファンになりました。坂本龍一」というコメントを2009年リリースの「The Nothings of The North」で頂いたSaitohさん。

Cat No.: PFCD23

Artist: Pleq  https://www.discogs.com/ja/artist/1091307-Pleq

Title: Good Night Two

Release Date: 2011.2.10

全曲視聴:https://progressiveform.bandcamp.com/album/pleq-good-night-two-pfcd23

 

Tracklisting: 

01. Good Night – con_cetta Remix

02. Good Night – Lauki Remix

03. Good Night – hajimeinoue Remix

04. Good Night – Konntinent Remix

05. Good Night – Segue Remix *

06. Good Night – Porzellan Remix

07. Good Night – Go-qualia Lucid Dreamin Non Rem Sleep Mix *

08. Good Night – Yui Onodera Remix

09. Good Night – Fugenn & The White Elephants Remix

10. Good Night – Haruki Remix

11. Good Night – Flica Good Morning Remix *

12. Good Night – Pawn Remix

13. Good Night – Marihiko Hara Remix

14. Good Night – Strom Noir Remix

15. Good Night

*Exclusive Track for CD Only

https://www.discogs.com/ja/release/2703054-Pleq-Good-Night-Two

Mastered by Akihito Saitoh at nothings66 studio

Photography by AOKI takamasa

Good Night Written by Pleq

01. Good Night – con_cetta Remix

Guitar & Voice by Marco Giambrone

Good Nightを演出する多種多様なアプローチによる心地よいな音響空間。今年リリースされるPleqのアルバム『Ballet Mechanic』からのドリーミーな先行シングル「Good Night」をキーワードに、scholeレーベルでお馴染みのFlicaを始め国内外の精鋭14組がリミックス!現在進行形エレクトロニカ~グリッジ~アンビエント~ドローンのバイブルとでも言える、入門者から通までをカバーした決定盤!

参考に2曲を。

◆「Go-qualia Lucid Dreamin Non Rem Sleep Mix Short」

Go-qualia、Yako主宰によるエレクトロニカ/IDMを中心とした日本のオンライン・レーベル「Bunkai-Kei recordは」の59aliaさん。http://bunkai-kei.com/about/

◆「Marihiko Hara Remix」 今ではとてもじゃないけど頼めないかもしれません。

当時はrimaconaというユニットをボーカルの柳本奈都子さんと組まれていた音楽家の原摩利彦(はら まりひこ)君。多分今だと<原摩利彦>と聞いて知らない人の方が少ないかもしれません。

https://www.marihikohara.com

https://ja.wikipedia.org/wiki/原摩利彦

昨年2025/6/6に公開された映画「国宝」の音楽を担当し、主題歌「Luminance」原摩利彦 feat. 井口 理(King Gnu)の原君。そんな事を頭の片隅に入れながら、聴きいてみるのも良いかもしれません。

https://ja.wikipedia.org/wiki/国宝_(小説)#映画

Good Night - Go-qualia Lucid Dreamin Non Rem Sleep Mix Short

Good Night - Marihiko Hara Remix

【主題歌MV】 映画『国宝』|主題歌「Luminance」原摩利彦 feat. 井口 理(King Gnu)

また原君にはトベタさん(Bajune Tobeta)がプロデュースした「ボサノヴァの歴史至上初のエレクトロニック・サウンドで構成されたAntônio Carlos Jobimのトリビュート盤」にもM9「Girl From Ipanema」にrimaconaで参加してもらったので、宜しければ。

「rimaconaの二人ともジョビンは大好きで、これまでよく聴いてきました。複雑なコード進行を含みながらも、シンプルに響き、語りかけてくる彼の楽曲。限られた音域から生まれる広い世界。聴くたびにインスピレーションを受けています。今回、彼の最も有名な曲の一つ『イパネマの娘』をカバーするにあたり、いくつかこれまでのカバーを聴きました。その中で、コーラスを多用したアレンジが少なかったので、積極的に取り入れてみました。柔らかさと少しの遊び心をポイントに、大プレッシャーでしたが、楽しくアレンジすることが出来たと思います!」 rimacona 柳本奈都子、原 摩利彦

 

そして2011年4月15日にはその後長くお付き合いする事となったFugennこと斉藤君の1stアルバム「an4rm」をリリース。

Cat No.: PFCD24

Artist: Fugenn & The White Elephants

Title: an4rm

Release Date: 2011.4.15

「Fugenn & The White Elephants、ニューエイジすら感じさせる美しさが、素晴らしい!!!エレクトロニックミュージック最重要レーベル、PROGRESSIVE FOrMに、リスペクト!!!」

Numb(Revirth)

「やられた!少なくとも2曲目が終わるまでは体が硬直したまま音に圧倒されてた。このハイトランス感覚はFugenn君の真骨頂として僕に届き、楽しめました。」

Geskia!(Áau/術の穴)

「作ろうと思って作れる音楽じゃないです。素晴らしい才能だと思います。」

KASHIWA Daisuke(Virgin Babylon Records)

 

TrackListing (Total 63:04)

01. Stillnes

02. S_K

03. Phonex

04. Karman

05. Narcissus

06. Moon

07. Prophet

08. Atavisme du Crepule

09. Time feat. fraqsea

10. By Stander

11. Sun Set

12. Sky feat. Shintaro Aoki

13. Enigme Sans Fin

全曲視聴:https://progressiveform.bandcamp.com/album/fugenn-the-white-elephants-an4rm-pfcd24

All Tracks Written, Performed and Produced by Shuji Saito, 2010-2011 Japan

Except M5 Written by Holst Gustav, Spring Rice Sir Cecil and Shuji Saito

Contains Sample from “I Vow To Thee My Country” Written by Holst Gustav and Spring Rice Sir Cecil, Arranged by Robert Prizeman(MCPS). Used by Permission. Performed by Libera ℗ 2005 Courtesy of EMI Classics

M9 Written by fraqsea and Shuji Saito

Voice by fraqsea, Chorus by moskitoo

M12 Written by Shintaro Aoki and Shuji Saito

Piano by Shintaro Aoki

Mastered by Daisuke Kashiwa at stellar dialogue studio

Artwork and Design by buna

 

永く語り継がれるであろう屈指の名トラック「Phonex」「moon」「Narcissus」を含む、超期待のビートメーカー待望の傑作1stフルアルバム! Ametsubのピアノに対峙する、シンセを中心とした美しいコードワークの数々と、Aphex TwinやAutecherの10年度版とも言える緻密かつスリリングなビートが高次元で重なり合い、エレクトロニック・ニュージックに新たな歴史を開く!

https://www.discogs.com/ja/release/3501719-Fugenn-The-White-Elephants-An4rm

Fugenn & The White Elephants

Shuji Saitoによるソロプロジェクト。疾走感溢れるビートを得意とする次世代ビートメーカー。2004年よりトラックメーカー兼DJとして活動を開始。2008年よりFugenn & The White Elephants名義でHeadphone science(Symbolic interaction、IVDT)やKoenPark(i,absentee、experimedia)のリミックス他国内外の多くのプロジェクトに参加、2011年2月10日発売となるPleq「Good Night Two」に参加する。イギリス人アーティストIan HawgoodのレーベルNKRからのリリースも控え、今後の活躍に非常に大きな期待を持たれている逸材である。

この「an4rm」(PFCD24)以降、アルバムのマスタリングをそれまで多くお願いしてきたSaidera Masteringの森﨑雅人さんから、アーティスト兼マスタリング・エンジニアの柏(大輔)君(Kashiwa Daisuke)に頼む事になります。

KASHIWA Daisuke - kashiwadaisuke...
Biography - KASHIWA Daisuke Photography & Direction : ikuru tanaka (ahi.) / Pho

https://www.discogs.com/ja/artist/444788-kashiwa-daisuke

柏君については本連載18回目の「3)2009/08/23(Sun) PROGRESSIVE FOrM presents Takashi Wada album release Party✩ at EATS and MEETS Cay 青山」でも触れさせて頂きました。

このアルバム「an4rm」は初期Fugenn & The White Elephantsの持ち得た様々な要素を1つ1つ丁寧に積み上げていたったような作品集だと思います。同時にそのFugennサウンドの大きな良さの1つで、破壊的に捲し立てるようなエッセンスも持ちつつ、相対するように聴き手の間口をきちっとKeepしてあげられる要素もふんだんに散りばめられるバランスの良さではないかと思っています。

初期代表曲の1つ「Phonex」

そしてイギリスの作曲家グスターヴ・ホルスト(Gustav Holst)が作曲した組曲『惑星』の第4楽章「木星」(Jupiter)の中間部(Andante maestoso)を用いた「Narcissus」

 

2011年6月15日にはベルリン在住で、本連載No.12の「2004年頃の日本のエレクトロニカ~エレクトロニック・ミュージック全般のひと幕 ~Revirth~HEADZ~Sublime Records~noble~TOWA TEI」でも触れた「noble」レーベルでも作品をリリースしていた「Midori Hirano」のエレクトロニック・サウンドに特化した名義「MimiCof」の1stアルバム「RundSkipper」をリリース。

https://www.discogs.com/ja/artist/617437-Midori-Hirano

Cat No.: PFCD25

Artist: MimiCof  http://midorihirano.com

Title: RundSkipper

Release Date: 2011.6.15

全曲視聴:https://progressiveform.bandcamp.com/album/mimicof-aka-midori-hirano-rundskipper-pfcd25

1. Borderline

2. Foil

3. Sea And Sun

4. Pulled Up

5. Tunnel

6. Skipper

7. Hills In The Ocean

8. Aria, But Secret

9. Neutron Star

10. Pulled Up (Serph Remix)

11. Tunnel (Frank Bretschneider Remix)

12. Return Journey

13. Hills In The Ocean (Fugenn & The White Elephants Remix)

14. Aria, But Secret (Go-qualia’s Sweet Cinnamon Sugar Raised Unhappiness-mix)

https://www.discogs.com/ja/master/1033150-MimiCof-RundSkipper

 

All Tracks Written and Mixed by midori hirano, 2010-2011 in Berlin

Except #7 “Hills In The Ocean” Vibraphone Performed by Masayoshi Fujita

#10 “Pulled Up” Remixed by Serph

#11 “Tunnel” Remixed by Frank Bretschneider

#13 “Hills In The Ocean” Remixed by Fugenn & The White Elephants

#14 “Aria, But Secret” Remixed by Go-qualia

Mastered by Daisuke Kashiwa at stellar dialogue studio

Serph Appears by The Courtesy of noble.

Photography Artwork and Design by KeepAdding

http://www.keepadding.com

nobleレーベル作品で人気のmidori hiranoによる新ソロプロジェクトMimiCof、待望の1stフルアルバム!flauでの作品やJan Jelinekとの活動で知られるEl Fog藤田正嘉がヴィブラフォンで参加、また、Carsten Nicolai(Alva Noto)と共にraster-notonの創設者で電子音響のパイオニアFrank Bretschneider(aka KOMET)、今や時のクリエーターSerph、大注目のネットレーベル分解系レコーズを主催するGo-qualia、最新作「an4rm」が非常に高い評価を受けているFugenn & The White Elephantsの4組がリミキサーとして参加、素晴らしいアルバムが完成しました!

MimiCof  https://www.discogs.com/ja/artist/948247-Mimicof

京都府出身、1979年生まれ。現在ドイツ/ベルリン在住の音楽家。大学をクラシックピアノ専攻で卒業した後に、ピアノを始めとするアコースティック楽器に加え、電子音やフィールドレコーディング、サンプリング、ボーカルなどを自在に操りながら多彩な音楽を作り出し、これまでにmidori hiranoとしてはMIDIクリエイティブ/nobleから2枚のアルバムを発表。その他、国内外のレーベルコンピレーションや、アーティストとのコラボレーションにも数多く参加。2008年にリリースされたセカンドアルバム「klo:yuri」は世界的に知られる老舗のニュース雑誌「TIME誌」で取り上げられ、またイギリスの国営放送BBCのラジオ番組でも収録曲およびロンドンで行ったライブについて紹介されるなど、海外のメディアにおいても大きく認知される事となる。また自身の作品制作以外にも、国内外の映画のサウンドトラックを担当するなど映画音楽の分野にも活動の場を広げ、2008年2月にはベルリン国際映画祭主催の若手映画製作者向けプログラム「Berlinale Talent Campus」に作曲家部門では当年唯一の日本人として招聘される。2008年以降はベルリンを拠点にヨーロッパ各地でライブパフォーマンスを数多く行っており、2011年2月にはベルリンの大型フェスティバルClub Transmedialeに、Bernd Friedmann & Jaki Liebezeitのライブ映像を担当しているJeffers Eganと共にオーディオ/ビジュアルセットでの出演を果たし、signal, Deadbeat&Lillevän(ex-Rechenzentrum), Monolake, Tikiman with Scionらとステージを共にする。現在は生楽器を主体にした楽曲を制作するmidori hiranoとしての活動と平行し、コンピュータによるプロセッシング等を多用するなどエレクトロニックミュージック的なアプローチを中心とした新しいソロプロジェクトMimiCofとしてその表現の幅を広げており、2011年6月にはMimiCofとしては初のフルアルバム「RundSkipper」をPROGRESSIVE FOrMよりリリースする。 

MimiCof: Aria, But Secret (Music Video)

Pulled Up (Serph Remix)

 

次回の連載21回目では、6/15にリリースした上記のMimiCof「RundSkipper」(PFCD25)の直後に開催、結果PROGRESSIVE FOrMで一番大きなイベントとなった、2011年6月26日(日)に開催した「PROGRESSIVE FOrM 10th Anniversary」at 恵比寿LIQUIDROOMから入りたいと思います。

2026/01/29(Thu)   nik c/o PROGESSIVE FOrM

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この記事を書いた人

東京出身。PROGRESSIVE FOrMレーベル主宰/エージェントなど。
訪問した国は南北アメリカ大陸10カ国、ヨーロッパ8カ国、アジア圏3カ国。
1993年にDJ Kenseiと、1994年に土井さん(後のD.O.I. ※D.O.I.という書き方は僕が提案)と出会い、1995年に音楽プロデュースユニットINDOPEPSYCHICS(インドープサイキックス)結成。
1996年のキングギドラ「行方不明」のリミックスを皮切りに、SHAKKAZOMBIE「手のひらを太陽に〜ACROSS THE 20 MIX〜」他の多くのHip Hop作品から、Sunaga T Experience「Gemini IV / V Space Nova!」、UNKLE「THE KNOCK (INDOPEPSYCHICS REMIX)」などインスト作品なども幅広く手掛けつつ、2000年にPROGRESSIVE FOrMを立ち上げる。
DJ Kenseiとも繋がりが深かった京都のDJ Kazumaから新しい才能と京都外国語大学で活動していた青木 孝允(AOKI takamasa)と高木正勝によるユニット<SILICOM>と出会い、2001年にPROGRESSIVE FOrMよりAOKI takamasa 1stアルバム「SILICOM」とSILICOM「SILICOM」DVDをリリース。
2002年にはINDOPEPSYCHICSのHip Hopやビート主体の初期作品「Meckish / Nittioatta.Nittionio」とエレクトロニカなど後期作品をまとめた「Leiwand」をリリース。
移行、半野喜弘、杉本佳一によりVegpher、Fugenn & The White Elephantsなど才能溢れるアーティストの作品をリリース。
2002年6月にバルセロナsonarにてレーベル・ショーケース、11月に六本木ヒルズTHINK ZONEにて初のレーベル・イヴェント"Voyage"を開催。2003〜2004年にはDaisyworld Discsとイヴェント"audio forma"を開催、2004/2006年にsonarsound tokyoを共同開催。
2011年6月にレーベル10周年イベントを恵比寿LIQUIDROOMで開催し1000名を超える集客を記録。
そして2020年10月にレーベルとして100枚目のアルバムninomiya tatsuki『scat』PFCD100をリリース。
2024年9月18日に2000年代以降の電子音響を支えて来た1人と言えるTAEJI Sawai唯一のアルバム「AS PLANETARY DREAMS」PFCD112をリリース。


2004〜2008年はフルでTOWA TEIのマネージャーを担当。
2013〜2015年には「EMAF TOKYO」を主宰、ヤン富田、Fennesz、Carsten Nicolaiをはじめ数多くのアーティストを招聘。
細野晴臣氏のマネージャーを長く務められた故東氏が主催された「De La FANTASIA」ではcyclo.-Ryoji Ikeda+Carsten Nicolai-やTOWA TEI他をブッキング。
2014年12月のLIQUIDROOM公演でJamie xxを招聘、2015年9月にFenneszの代官山UNIT公演を主催。


Bajune Tobetaのエージェントとしても数多くの作品に関わり、2010年1月13日に発売されたのアルバム「Africna Mode」では多くの楽曲の制作をサポート、2015年の「TOKYO GALAXY」ではArto Lindsayをブッキング、2021年9月にリリースされたbajune Tobeta「すばらしい新世界 〜RELAX WORLD〜」ではChara、Mummy-D、堂珍嘉邦(CHEMISTRY)、坂本龍一によるアントニオ・カルロス・ジョビンのトリビュート盤「CASA」で共演しジョビンのバックを務めていたモレレンバウン夫妻をブッキング。

目次