INDOPEPSHYCHICSから紡がれた日本のエレクトロニック・ミュージックの一端 No.20「De La FANTASIA 2010~Chill Out~Pleq~Fugenn~MimiCof」

前回の連載19回目では「PROGRESSIVE FORM Presents New Sounds of Tokyo Vol.3~Vol.8」とし、18回目の「PROGRESSIVE FORM Presents New Sounds of TokyoからDe La FANTASIA 2009まで5公演」からの続きとして、連載2回で合わせて11公演と、それぞれにご出演頂いたアーティストの音源などにも触れました。
連載18回目
1)2009/03/14(Sat) PROGRESSIVE FORM Presents New Sounds of Tokyo at UNIT Daikanyama
2)2009/04/05(Sun) electronic pub******** presents Ametsub album release event at seco lounge 渋谷
3)2009/08/23(Sun) PROGRESSIVE FOrM presents Takashi Wada album release Party✩ at EATS and MEETS Cay 青山
4)2009/09/11(Fri) PROGRESSIVE FOrM presents New Sounds of Tokyo Vol.2 at Liquid Loft 恵比寿
5)2009/10/30(Fri)~11/1(Sun) De La FANTASIA 2009 Vol.ZERO at LIQUIDROOM 恵比寿


連載19回目
6)2009/11/20(Fri) PROGRESSIVE FOrM presents New Sounds of Tokyo Vol.3 at LIQUID LOFT 恵比寿 (LIQUIDROOM 2F)
7)2010/4/18(Sun) PROGRESSIVE FOrM presents New Sounds of Tokyo Vol.4 at EATS and MEETS Cay (Spiral B1F/青山)
8)2010/6/17(木), 6/18(金) PROGRESSIVE FOrM presents New Sounds of Tokyo Vol.5 at 六本木ヒルズ森タワー52F MADO LOUNGE SPICE
9)2010/8/22(Sun) PROGRESSIVE FOrM presents New Sounds of Tokyo Vol.6 at EATS and MEETS Cay (Spiral B1F/青山)
10)PROGRESSIVE FOrM presents New Sounds of Tokyo Vol.7 -Forma. 3.10 release event-
2010/10/10(Sun) at Apple Store 銀座
2010/10/22(Fri) at LIQUID LOFT恵比寿 (LIQUIDROOM 2F)
11)2010/12/19(Sun) PROGRESSIVE FOrM presents New Sounds of Tokyo Vol.8 at EATS and MEETS Cay (Spiral B1F/青山)




ここでもう1公演、ある意味歴史の1部として「心にそっとしまっておきたく」加えておきたいと思います。
それは上記連載18回目における5)で、2009/10/30(Fri)~11/1(Sun) at LIQUIDROOM 恵比寿で開催、何度も触れさせて頂いた元細野さんのマネージャーで僕の大先輩でもある故・東さんが立ち上げたフェスティバル「De La FANTASIA 2009」の2回目が場所を新木場のスタジオコーストに移して2010年11月21日(日)に開催されました。
De La FANTASIA 2010 2010/11/21(日) at 新木場STUDIO COAST
ジャンルや地域、有名無名を問わず、独自の個性をもった新しいサウンドを創り続けるアーティストたちをクローズ・アップするイベント「De La FANTASIA –デ・ラ・ファンタジア-」。昨年(2009年)のVolume ZEROに続き、今年はポップミュージックの伝説~ヴァン・ダイク・パークスの 一夜限りの来日公演を中心に、独自の個性をもったアーティストたちが集います。

MAIN STAGE ACTS: ヴァン・ダイク・パークス / 細野晴臣 / TYTYT(高橋幸宏+宮内優里+高野寛+権藤知彦) / クレア・アンド・ザ・リーズンズ / トクマルシューゴ / 高木正勝
COAST LOUNGE ACTS: Predawn / small color / Ngatari
制作など諸々で入って頂いたクリマンさんのINFO
2010.11.05 Fri:『De La FANTASIA』追加出演者&タイムテーブル発表、細野グループに鈴木茂
De La FANTASIA 2010 @ 新木場スタジオコースト ライブレポート
メインステージは見ての通り、東さんが前から好きで細野さんの作品にも関わってきたヴァン・ダイク・パークス、細野さん、幸宏さんのスペシャルユニット、ヴァン・ダイク・パークスと繋がりの深いクレア・アンド・ザ・リーズンズ、当時2010年4月に4thアルバム『Port Entropy』がリリースされ絶好調だったトクマルシューゴさん、そしてdaisyworld discsでも作品を出していた高木君。よって東さんが全て制作。
僕は「COAST LOUNGE」の3ACTS、Predawn / small color / Ngatari の制作と当日対応などを担当しました。上記クリマンさんのINFOに当時のバイオグラフィーが残っています。

2010年、重要なタイトルを1つ忘れておりました!
上記の連載18回目で触れましたが、この2008年から2009年に掛け、私事ですが音楽に関する環境が変わり、2008年8月に無事テイさん(TOWA TEI/テイ・トウワ)のマネジメント業務を終え、4年半振りにちょっとゆっくりしていたら、2000年代初頭のバルセロナSónarからsonaesound tokyo 2004と2006その他で親交のあった当時Third-Ear(現UMAA Inc.)の弘石さんからお声掛け頂き、「もし時間があったらThird-Earのサポートをしませんか?」とのご提案で、PROGRESSIVE FOrMを本格再開しようとしていたものの、結果Third-Earに籍を置きながらThird-Ear内でPROGRESSIVE FOrMも動かしていくというスキームで進める事になりました。
Third-Earではライセンスなど含めリリース物の制作も担当していましたが、ある意味置き土産的になったタイトルが、2010年3月10日にリリースしたDJ YOGURT & KOYASのアルバム「CHILL OUT」。
DJ Yogurt & Koyas「Chill Out」(Third Ear – XECD-1127)
https://www.discogs.com/ja/release/2186410-DJ-Yogurt-Koyas-Chill-Out

アンビエント・ミュージックの復興を宣言し、不朽のジャンルへと軌道修正を果たした名作「CHILL OUT」の発表から20周年。
2010年代の幕開けにアンビエント・ブームの到来。20年目にして生まれ変わったアンビエントの古典。継ぎ接ぎだらけのサンプリング・コラージュからまったくのオリジナル・サウンドへ。
01. Introduction To “Chill Out” On The Border
02. The Dusk Is Falling Fast, Star’s Shining
03. Smokin’, Black Coffee Doing Gold
04. Dream Time In Lake Mushroom
05. Eternal Dawn
06. Have You Ever Heard It A Long Time Ago?
07. Chinnabon On The Radio, Arata’s Guitar In My Soul
08. 3AM Freak Out Of Beaumount
09. Hiraku’s Violin Was A Song We Heard
10. Trancentral Lost In Yogurt’s Mind
11. Tribute To KLF “Chill Out” Theme (Part.1)
12. A Melody From A Past Life Keepin’ On
13. Arata’s Rock Radio And Koyas’s Acid Into Your Ear
14. Alone Again Naturally With The Dawn Coming Up
15. Dj Yogurt&KOYAS’s 20 Minuites Ambient Dub Mix

「Chill Out」というタイトルとジャケを見た瞬間に「KLF」と思うのは一定の年齢以上の方かもしれません。
ビル・ドラモンドとジミー・コーティーの二人組The KLFによる1990年リリースのファースト・アルバム「Chill Out」、当時交流のあったTHE ORBのアレックス・パターソンの影響も受けたとされ、環境音やホーミーなどが自由自在に混ざり合いながらトリップ空間を作り上げるアンビエント~チルアウト・ミュージックの歴史的大名盤。
そのThe KLF「Chill Out」を独自に再構築したのがYogurt & Koyas「Chill Out」。
The KLF「Chill Out」(KLF Communications – JAMSCD5)
https://www.discogs.com/ja/master/13456-The-KLF-Chill-Out
01. Brownsville Turnaround On The Tex-Mex Border
02. Pulling Out Of Ricardo And The Dusk Is Falling Fast
03. Six Hours To Louisiana, Black Coffee Going Cold
04. Dream Time In Lake Jackson
05. Madrugada Eterna
06. Justified And Ancient Seems A Long Time Ago
07. Elvis On The Radio, Steel Guitar In My Soul
08. 3AM Somewhere Out Of Beaumont
09. Witchita Lineman Was A Song I Once Heard
10. Trancentral Lost In My Mind
11. The Lights Of Baton Rouge Pass By
12. A Melody From A Past Life Keeps Pulling Me Back
13. Rock Radio Into The Nineties And Beyond
14. Alone Again With The Dawn Coming Up

ジャンルとしての「チルアウト」「アンビエント・ハウス」はここから始まった。
The Orbに参加していたジミー・コーティとビル・ドラモンドによるUKのユニット、KLF。
この名盤が発表されたのは1990年。この時代のハウスは、身体性としてのダンス・ミュージックが第一義としてあって、1970年後半以降のイーノ的アンビエントとは相反する文脈だった。
しかし、KLFの解釈では「熱狂的なパーティーを終え、朝を迎えるための音楽」という意味合いで、チルアウトなダンス・ミュージックを発明したのだ。Autechre やAphex TwinなどのIDM(Intelligent dance music)と共に、ダンス・カルチャーを捉え直した歴史的分岐点。
今作は鳥や羊の声、ホーミー、自動車の走行音、エルヴィス・プレスリーのサンプルなどなど数多の素材がある種の環境音として利用されている。それらがコラージュという整理でいいのか単純ではないが、悠久にかつ多彩に、聴くものを通過していく。それらは私たちを安寧に満ちた空洞に取り残していく。
ピンクフロイドを元ネタとした(とされる)アートワークの羊もなんとも象徴的。
無断サンプリングが無邪気に? 戦略的に?利用されているため、サブスクには今後出ることはないだろう。
ユニット名が「Kopyright Liberation Front」(著作権解放戦線)の略であるという説もあるが、様々な問題行為と共に表舞台を去った彼らにしかその真意はわからない。
THE KLF – Chill Out (Full Album)
新しく触れる方も、懐かしい方も、BGMがてらに聴き比べしてみるのも面白いと思います。
■About 『Chill Out』、『The KLF』(text by 三田格)
現在も、和む、癒す、のような意味で巷で使われている、『チル・アルト』という言葉は、1980年代後期のレイヴ・カルチャーにおいてダンスで火照った体を休ませ癒すといった行為が概念化された言葉だ。その当時から活躍したイギリスの伝説的ユニット、The KLFの作品『Chill Out』の発売を切っ掛けにひろく知られる言葉となった。
The KLF (ザ・ケイエルエフ Kopyright Liberation Front=著作権解放戦線の略とされるが本人達は否定)は、1987年にイギリスのビル・ドラモンドとジミー・コーティの二人で結成されたユニットである。
ABBA『Dancing Queen』を無断でサンプリング(新たに楽曲を製作する際に、過去楽曲、他者等の音源の一部を、使用する手法。)した作品を発表して訴えられかけられたり(警告を受け発売を中止、スウェーデンで在庫を焼却処分、その模様を写真に収め自作のジャケット裏面にアート・ワークとして使用したというエピソードがある。)、PV撮影の為にミステリー・サークルをねつ造したりと、さんざん世間を騒がせる一方、その作品のクオリティや製作手法は後続のミュージシャン達に大きな影響を与えた。
1990年に発表された作品『Chill Out』もエルヴィス・プレスリーらの楽曲が無断で使用されるなどしていたが、その他にもフィールド・レコーディングされた自然音、羊や鳥の鳴き声、機関車の汽笛や走行音などが、見事にコラージュされることによって、美しく壮大な世界を創り出し、結果この作品は、アンビエント・ミュージックの傑作として音楽史上語り継がれる作品となった。
しかし、この作品『Chill Out』が高い評価と大きな話題を呼んだからこそ、果たして権利関係の問題が理由なのか定かではないが、いまでは廃盤となってしまい、入手する事が困難な作品となっている。
『Chill Out』が発売されて今年で20周年を迎える2010年。長年レコード・ショップのバイヤーとして膨大な音楽経験と知識を蓄え、またDJとしても活躍するDJ YOGURTと、そのパートナーであるKOYASが、果敢にこの名作の復活へと挑んだのがこの作品『Chill Out』である。一切のサンプリング音源を使用せず、コード進行やアレンジを解析し、オリジナル音源のみを使用して再構築された本作は、ブライアン・イーノが提唱したアンビエントの概念にKLFが加えたユーモアやサイケデリックな魅力をあますことなく再現し、当時のコンセプトを現代に甦らせると同時に、音楽史に残されるべき作品として新たな輝きを放っている。
DJ YOGURT & KOYAS – CHILL OUT
そして時は2011年に。
PROGRESSIVE FOrMではまず2/10にポーランドのエクスペリメンタルを中心としたサウンドを展開していたPleq(Bartosz Dziadosz)の楽曲「Good Night」をリミックス集的な「Good Night Two」をリリース。
ジャケ写は青木君(AOKI takamasa)の写真、マスタリングは「ぼく、大好きです。ファンになりました。坂本龍一」というコメントを2009年リリースの「The Nothings of The North」で頂いたSaitohさん。
Cat No.: PFCD23
Artist: Pleq https://www.discogs.com/ja/artist/1091307-Pleq
Title: Good Night Two
Release Date: 2011.2.10
全曲視聴:https://progressiveform.bandcamp.com/album/pleq-good-night-two-pfcd23

Tracklisting:
01. Good Night – con_cetta Remix
02. Good Night – Lauki Remix
03. Good Night – hajimeinoue Remix
04. Good Night – Konntinent Remix
05. Good Night – Segue Remix *
06. Good Night – Porzellan Remix
07. Good Night – Go-qualia Lucid Dreamin Non Rem Sleep Mix *
08. Good Night – Yui Onodera Remix
09. Good Night – Fugenn & The White Elephants Remix
10. Good Night – Haruki Remix
11. Good Night – Flica Good Morning Remix *
12. Good Night – Pawn Remix
13. Good Night – Marihiko Hara Remix
14. Good Night – Strom Noir Remix
15. Good Night
*Exclusive Track for CD Only
https://www.discogs.com/ja/release/2703054-Pleq-Good-Night-Two
Mastered by Akihito Saitoh at nothings66 studio
Photography by AOKI takamasa
Good Night Written by Pleq
01. Good Night – con_cetta Remix
Guitar & Voice by Marco Giambrone
Good Nightを演出する多種多様なアプローチによる心地よいな音響空間。今年リリースされるPleqのアルバム『Ballet Mechanic』からのドリーミーな先行シングル「Good Night」をキーワードに、scholeレーベルでお馴染みのFlicaを始め国内外の精鋭14組がリミックス!現在進行形エレクトロニカ~グリッジ~アンビエント~ドローンのバイブルとでも言える、入門者から通までをカバーした決定盤!
参考に2曲を。
◆「Go-qualia Lucid Dreamin Non Rem Sleep Mix Short」
Go-qualia、Yako主宰によるエレクトロニカ/IDMを中心とした日本のオンライン・レーベル「Bunkai-Kei recordは」の59aliaさん。http://bunkai-kei.com/about/
◆「Marihiko Hara Remix」 今ではとてもじゃないけど頼めないかもしれません。
当時はrimaconaというユニットをボーカルの柳本奈都子さんと組まれていた音楽家の原摩利彦(はら まりひこ)君。多分今だと<原摩利彦>と聞いて知らない人の方が少ないかもしれません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/原摩利彦
昨年2025/6/6に公開された映画「国宝」の音楽を担当し、主題歌「Luminance」原摩利彦 feat. 井口 理(King Gnu)の原君。そんな事を頭の片隅に入れながら、聴きいてみるのも良いかもしれません。
Good Night - Go-qualia Lucid Dreamin Non Rem Sleep Mix Short
Good Night - Marihiko Hara Remix
【主題歌MV】 映画『国宝』|主題歌「Luminance」原摩利彦 feat. 井口 理(King Gnu)
また原君にはトベタさん(Bajune Tobeta)がプロデュースした「ボサノヴァの歴史至上初のエレクトロニック・サウンドで構成されたAntônio Carlos Jobimのトリビュート盤」にもM9「Girl From Ipanema」にrimaconaで参加してもらったので、宜しければ。
「rimaconaの二人ともジョビンは大好きで、これまでよく聴いてきました。複雑なコード進行を含みながらも、シンプルに響き、語りかけてくる彼の楽曲。限られた音域から生まれる広い世界。聴くたびにインスピレーションを受けています。今回、彼の最も有名な曲の一つ『イパネマの娘』をカバーするにあたり、いくつかこれまでのカバーを聴きました。その中で、コーラスを多用したアレンジが少なかったので、積極的に取り入れてみました。柔らかさと少しの遊び心をポイントに、大プレッシャーでしたが、楽しくアレンジすることが出来たと思います!」 rimacona 柳本奈都子、原 摩利彦
そして2011年4月15日にはその後長くお付き合いする事となったFugennこと斉藤君の1stアルバム「an4rm」をリリース。
Cat No.: PFCD24
Artist: Fugenn & The White Elephants
Title: an4rm
Release Date: 2011.4.15
「Fugenn & The White Elephants、ニューエイジすら感じさせる美しさが、素晴らしい!!!エレクトロニックミュージック最重要レーベル、PROGRESSIVE FOrMに、リスペクト!!!」
Numb(Revirth)
「やられた!少なくとも2曲目が終わるまでは体が硬直したまま音に圧倒されてた。このハイトランス感覚はFugenn君の真骨頂として僕に届き、楽しめました。」
Geskia!(Áau/術の穴)
「作ろうと思って作れる音楽じゃないです。素晴らしい才能だと思います。」
KASHIWA Daisuke(Virgin Babylon Records)

TrackListing (Total 63:04)
01. Stillnes
02. S_K
03. Phonex
04. Karman
05. Narcissus
06. Moon
07. Prophet
08. Atavisme du Crepule
09. Time feat. fraqsea
10. By Stander
11. Sun Set
12. Sky feat. Shintaro Aoki
13. Enigme Sans Fin
全曲視聴:https://progressiveform.bandcamp.com/album/fugenn-the-white-elephants-an4rm-pfcd24
All Tracks Written, Performed and Produced by Shuji Saito, 2010-2011 Japan
Except M5 Written by Holst Gustav, Spring Rice Sir Cecil and Shuji Saito
Contains Sample from “I Vow To Thee My Country” Written by Holst Gustav and Spring Rice Sir Cecil, Arranged by Robert Prizeman(MCPS). Used by Permission. Performed by Libera ℗ 2005 Courtesy of EMI Classics
M9 Written by fraqsea and Shuji Saito
Voice by fraqsea, Chorus by moskitoo
M12 Written by Shintaro Aoki and Shuji Saito
Piano by Shintaro Aoki
Mastered by Daisuke Kashiwa at stellar dialogue studio
Artwork and Design by buna

永く語り継がれるであろう屈指の名トラック「Phonex」「moon」「Narcissus」を含む、超期待のビートメーカー待望の傑作1stフルアルバム! Ametsubのピアノに対峙する、シンセを中心とした美しいコードワークの数々と、Aphex TwinやAutecherの10年度版とも言える緻密かつスリリングなビートが高次元で重なり合い、エレクトロニック・ニュージックに新たな歴史を開く!
https://www.discogs.com/ja/release/3501719-Fugenn-The-White-Elephants-An4rm
Fugenn & The White Elephants
Shuji Saitoによるソロプロジェクト。疾走感溢れるビートを得意とする次世代ビートメーカー。2004年よりトラックメーカー兼DJとして活動を開始。2008年よりFugenn & The White Elephants名義でHeadphone science(Symbolic interaction、IVDT)やKoenPark(i,absentee、experimedia)のリミックス他国内外の多くのプロジェクトに参加、2011年2月10日発売となるPleq「Good Night Two」に参加する。イギリス人アーティストIan HawgoodのレーベルNKRからのリリースも控え、今後の活躍に非常に大きな期待を持たれている逸材である。
この「an4rm」(PFCD24)以降、アルバムのマスタリングをそれまで多くお願いしてきたSaidera Masteringの森﨑雅人さんから、アーティスト兼マスタリング・エンジニアの柏(大輔)君(Kashiwa Daisuke)に頼む事になります。
柏君については本連載18回目の「3)2009/08/23(Sun) PROGRESSIVE FOrM presents Takashi Wada album release Party✩ at EATS and MEETS Cay 青山」でも触れさせて頂きました。
このアルバム「an4rm」は初期Fugenn & The White Elephantsの持ち得た様々な要素を1つ1つ丁寧に積み上げていたったような作品集だと思います。同時にそのFugennサウンドの大きな良さの1つで、破壊的に捲し立てるようなエッセンスも持ちつつ、相対するように聴き手の間口をきちっとKeepしてあげられる要素もふんだんに散りばめられるバランスの良さではないかと思っています。
初期代表曲の1つ「Phonex」
そしてイギリスの作曲家グスターヴ・ホルスト(Gustav Holst)が作曲した組曲『惑星』の第4楽章「木星」(Jupiter)の中間部(Andante maestoso)を用いた「Narcissus」
2011年6月15日にはベルリン在住で、本連載No.12の「2004年頃の日本のエレクトロニカ~エレクトロニック・ミュージック全般のひと幕 ~Revirth~HEADZ~Sublime Records~noble~TOWA TEI」でも触れた「noble」レーベルでも作品をリリースしていた「Midori Hirano」のエレクトロニック・サウンドに特化した名義「MimiCof」の1stアルバム「RundSkipper」をリリース。
Cat No.: PFCD25
Artist: MimiCof http://midorihirano.com
Title: RundSkipper
Release Date: 2011.6.15
全曲視聴:https://progressiveform.bandcamp.com/album/mimicof-aka-midori-hirano-rundskipper-pfcd25
1. Borderline
2. Foil
3. Sea And Sun
4. Pulled Up
5. Tunnel
6. Skipper
7. Hills In The Ocean
8. Aria, But Secret
9. Neutron Star
10. Pulled Up (Serph Remix)
11. Tunnel (Frank Bretschneider Remix)
12. Return Journey
13. Hills In The Ocean (Fugenn & The White Elephants Remix)
14. Aria, But Secret (Go-qualia’s Sweet Cinnamon Sugar Raised Unhappiness-mix)
https://www.discogs.com/ja/master/1033150-MimiCof-RundSkipper

All Tracks Written and Mixed by midori hirano, 2010-2011 in Berlin
Except #7 “Hills In The Ocean” Vibraphone Performed by Masayoshi Fujita
#10 “Pulled Up” Remixed by Serph
#11 “Tunnel” Remixed by Frank Bretschneider
#13 “Hills In The Ocean” Remixed by Fugenn & The White Elephants
#14 “Aria, But Secret” Remixed by Go-qualia
Mastered by Daisuke Kashiwa at stellar dialogue studio
Serph Appears by The Courtesy of noble.
Photography Artwork and Design by KeepAdding
nobleレーベル作品で人気のmidori hiranoによる新ソロプロジェクトMimiCof、待望の1stフルアルバム!flauでの作品やJan Jelinekとの活動で知られるEl Fog藤田正嘉がヴィブラフォンで参加、また、Carsten Nicolai(Alva Noto)と共にraster-notonの創設者で電子音響のパイオニアFrank Bretschneider(aka KOMET)、今や時のクリエーターSerph、大注目のネットレーベル分解系レコーズを主催するGo-qualia、最新作「an4rm」が非常に高い評価を受けているFugenn & The White Elephantsの4組がリミキサーとして参加、素晴らしいアルバムが完成しました!
MimiCof https://www.discogs.com/ja/artist/948247-Mimicof
京都府出身、1979年生まれ。現在ドイツ/ベルリン在住の音楽家。大学をクラシックピアノ専攻で卒業した後に、ピアノを始めとするアコースティック楽器に加え、電子音やフィールドレコーディング、サンプリング、ボーカルなどを自在に操りながら多彩な音楽を作り出し、これまでにmidori hiranoとしてはMIDIクリエイティブ/nobleから2枚のアルバムを発表。その他、国内外のレーベルコンピレーションや、アーティストとのコラボレーションにも数多く参加。2008年にリリースされたセカンドアルバム「klo:yuri」は世界的に知られる老舗のニュース雑誌「TIME誌」で取り上げられ、またイギリスの国営放送BBCのラジオ番組でも収録曲およびロンドンで行ったライブについて紹介されるなど、海外のメディアにおいても大きく認知される事となる。また自身の作品制作以外にも、国内外の映画のサウンドトラックを担当するなど映画音楽の分野にも活動の場を広げ、2008年2月にはベルリン国際映画祭主催の若手映画製作者向けプログラム「Berlinale Talent Campus」に作曲家部門では当年唯一の日本人として招聘される。2008年以降はベルリンを拠点にヨーロッパ各地でライブパフォーマンスを数多く行っており、2011年2月にはベルリンの大型フェスティバルClub Transmedialeに、Bernd Friedmann & Jaki Liebezeitのライブ映像を担当しているJeffers Eganと共にオーディオ/ビジュアルセットでの出演を果たし、signal, Deadbeat&Lillevän(ex-Rechenzentrum), Monolake, Tikiman with Scionらとステージを共にする。現在は生楽器を主体にした楽曲を制作するmidori hiranoとしての活動と平行し、コンピュータによるプロセッシング等を多用するなどエレクトロニックミュージック的なアプローチを中心とした新しいソロプロジェクトMimiCofとしてその表現の幅を広げており、2011年6月にはMimiCofとしては初のフルアルバム「RundSkipper」をPROGRESSIVE FOrMよりリリースする。
MimiCof: Aria, But Secret (Music Video)
Pulled Up (Serph Remix)
次回の連載21回目では、6/15にリリースした上記のMimiCof「RundSkipper」(PFCD25)の直後に開催、結果PROGRESSIVE FOrMで一番大きなイベントとなった、2011年6月26日(日)に開催した「PROGRESSIVE FOrM 10th Anniversary」at 恵比寿LIQUIDROOMから入りたいと思います。
2026/01/29(Thu) nik c/o PROGESSIVE FOrM
